暁 〜小説投稿サイト〜
転生者の珍妙な冒険
第一部 異世界邂逅編 〜ヨシュア来訪者〜
獣人国ケモナ
おい、ちょっと待て
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ぜ獣人。
ジェリアには何か知らんけど居なかったしな。
とか思ってる間に、オッサンとその狼獣人が話してた。
「いきなり襲った無礼は詫びよう!! だから我らが母なる森を焼くのは止めてくれ!!!」
「あ〜気にすんな。コイツもどうせもうンなことするつもりはねぇだろうし。」
そう言って俺に「だろ?」と言ってくるオッサン。俺も別に攻撃されないなら燃やすつもりもないのでスタンドを消そうとしたその時、
「何言ってんだよ兄ちゃん!! ニンゲンなんかに弱気になる事ねぇよ!」
そんな言葉と共に何か飛び出してきた。
狐のような耳と尻尾を持った獣人の女の子で、見た感じこの狼獣人の男と同じように此処で張ってたみたいだ。
「第一、このニンゲン弱そうじゃん!! この鳥人の魔物もヒョロッコイしさ、こんなのの炎なんて全然怖くねぇよ!!」
いや、ちょ待てよ。この子何言ってんの?
「おい、止めろフォルス!!」
「ヤダね! 兄ちゃんみたいな腑抜けの言う事なんて聞くもんか!!」
そう言って俺に向き直る女の子、もといクソガキ。
「おいニンゲン!! 俺にブッ飛ばされたくなかったらその弱そうな魔物と筋肉ダルマと女2人つれて帰りやがれ!! ヒョロヒョロで弱そうなクセに獣人の森に来るんじゃねぇよ!!」
魔術師の赤(マジシャンズレッド)は許さん・・・!」
『Yes,I am!!』
「うべぇっ!?」
あぁしまった、腹が立ちすぎて無意識の内に魔術師の赤(マジシャンズレッド)で殴りつけてしまった・・・。
うわぁ、このクソガキ燃えてるし・・・・。あ、そうだ。
「あぁ! フォルス!!!」
「おいそこのお兄さん。このガキ助けたいか?」
ついでだしこのガキには交渉材料になってもらおう。良い感じでコッチの条件が出せそうだ。
「ニンゲン!! よくも俺の妹を!! 許さ「落ち着け、まだ死んだわけじゃない。」何っ!?」
「このガキはまだ死なない。人なんて多少燃えてもちゃんと治療すれば治る。だが、俺の出した炎はそう簡単に鎮火は出来ない。てか、多分俺しか出来ない。」
魔術師の赤(マジシャンズレッド)の炎は確かスタンドとかでないと消せないしな。出した俺の合図があれば自然に消せるけど。
「じゃあ消してくれ、頼む!!」
「だったら、次の条件を呑む事だ。」
何か、自分で自分が最悪野郎に思えてきた・・・・。オッサンの視線も痛いし・・・。
「くっ・・・・、分かった。」
「よし。」
その言葉を聞くと同時に炎を魔術師の赤(マジシャンズレッド)ごと消す。そして狼獣人が駆け寄る前に腰のワイヤーを波紋で操って、近くの木にクソガキを縛り付ける。
「良かったな、あの程度だったら治癒(ヒール)程度で治るんじゃないか? だが、まだお前には渡せない。条件を呑んでもらうのが先だ。」
「なら条件を言え
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