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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
救出
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心で謝罪した。
……わりぃなクラウン。俺の体のことを心配してくれてんのはわかる。だけど、これ以上なのは達に心配はかけられねぇんだ。
聖は一度深く深呼吸をして体を落ち着かせる。
元々、聖の体と聖王の魔力は適合できていない。ゆえに、長時間の持続は体を破壊し、最悪の場合死に至るのだ。
また、聖王として未完成な聖ではゆりかご自体に聖王として認知されておらず、魔力閉鎖を解くこともできない。
その不甲斐無さに聖は拳を握り締めようとしたが、もう硬く握り締めることも出来なくなっていた。
すると、そんな彼の異変を感じ取ったのかヴィヴィオが声をかけた。
「パパ、だいじょうぶ?」
「あぁ、ちょっと疲れただけだ。気にするな、ヴィヴィオ」
聖は優しく笑みを作りながらヴィヴィオの頭を撫でてやる。
けれど、ヴィヴィオはまだ聖のことが心配なのか彼の手を小さな手でギュッと握った。
それをみていたなのはとはやても小さく笑みを作るが、ちょうどその時、玉座の間の出口よりも少し上の壁が何者かによって破壊された。
「お待たせしました!」
もうもうと立ち込める砂煙の中から姿を現したのは、スバルとバイクに跨ったティアナだった。
二人の登場に玉座の間にいた全員が安堵の表情を見せる。
スバルはそのまま、穴から降りるとはやてが声をかけた。
「スバル、早速でわるいんやけど……」
「はい! 任せてください! 元災害救助隊の威信にかけて隊長たちを救出しますから!」
彼女は皆を安心させるような笑みを浮かべると、まず、ヴィヴィオから運び、そのあとなのは、はやて、クアットロ、聖の順番で救助を開始した。
だが、聖を運ぼうと、スバルが彼の体に触れた瞬間聖の顔が苦悶に歪んだ。
「あ、痛かったですか!?」
「いいや、大丈夫だ。ちょっとさっきの戦いの傷が疼いてな。お前のせいじゃねぇよ」
本当は戦闘の傷ではなく、聖王の魔力による副作用なのだが、聖はスバルに心配をかけないために笑みを作った。
スバルはそれにやや心配げな表情をしたものの、今は皆を救助することが先決と判断し、ティアナの元まで戻った。
ティアナの元に戻ると、彼女はゆりかごが軌道上に乗るまでの時間を確認していた。
「軌道上に上がるまであと五分弱……。ここから出口までは飛ばせば三分以内につけるはず」
彼女はスバルと視線を交わすと、互いに頷きあい皆に言った。
「それじゃあ、なのはさんとヴィヴィオはスバルにおぶられてください。八神部隊長とそこの戦闘機人の子と聖さんはバイクに乗ってください」
「それはかまわねぇがティアナ、バイクにそんなに乗れるか?」
「少しぐらい定員オーバーでも
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