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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
救出
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作した。
飛来するガジェットを見据えながら、シグナムはユニゾンしているアギトに問うた。
「機影凡そ四十……いいや、更に増えているな。行けるか、アギト?」
『ああ、やれるさ』
アギトは答えると、両手を広げ手のひらから火焔を発生させる。
『猛れ、炎熱! 烈火刃!!』
アギトが言うや否や、レヴァンティンが火焔を纏った。ガジェットも敵勢存在だと理解したのか、レーザーやミサイルを放ってくるが、シグナムはレヴァンティンの名を呼ぶ。
「レヴァンティン!」
〈Schlangeform!!〉
炎を纏ったレヴァンティンがカートリッジを吐き出すと、更に火焔が燃え上がり、先ほどまで普通の剣だったレヴァンティンの刀身が別れ始め、蛇腹剣へと変化する。
シグナムとアギトは同じ動きでレヴァンティンを振るう。
蛇腹剣となったレヴァンティンのリーチは各段に伸び、第一陣のガジェットを粉砕した。
そして続けざまにシグナムとアギトは同時に言い放つ。
「剣閃烈火!!」
『火龍!!』
「『一閃!!!!』」
声と共に放たれた横なぎの剣閃は、中距離にまで達し、迫るガジェットを一瞬にして粉砕して見せた。
『機影五十、い、一瞬で消滅!?』
回線からルキノの驚愕の声が聞こえた。
シグナムはレヴァンティンを剣の状態に戻すと、アギトに無理がないか確認するため彼女に声をかける。
「アギト、大丈夫……」
そこまでシグナムが言った所で、彼女はアギトが泣いているのを理解した。
「……どうした、アギト」
『な、なんでもねぇ! なんでもねぇよ!』
恐らく彼女自身、ここまでシグナムとのユニゾンが自分と相性がいいとは思っていなかったのだろう。
自分としっくり来るロードとの出会いと、自分をシグナムに託したゼストのことを思い出し、アギトの目尻からは止め処なく涙が溢れていた。
シグナムもそれを理解しているのか、顔を曇らせるが、間髪いれずに第二陣のガジェットがやってきた。
「……アギト、続けてで悪いが、行けるか?」
『おう! シグナム!!』
涙を拭いきって力強く答えたアギトにシグナムも小さく笑みを浮かべると、ガジェットを倒すために空を翔けた。
玉座の間にて、聖は僅かに視界が霞み始めたのを感じていた。同時に、体の節々に走る鋭い痛みと、激しい頭痛も現れ始めていた。
〈……聖様、もう限界では……〉
「……黙ってろ。この状況であいつ等に心配はかけらんねぇ。何も無い風を装え……」
クラウンがささやいてくるが、聖はそれを一蹴して返す。クラウンはそれきり黙ってしまったが、聖は内
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