四話 異変について
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現実が。」
紫が解説した。
「んじゃあ…もう一人俺が居てもおかしくないわけか…うそくせー」
俺の言葉に紫が反応した。
「あら?居るわよ?もう一人の狂夜は。」
紫の言ったことに俺は苦笑した。
「あんたが言うと説得力があるな。」
「ええ。そうでしょう?まあこの話は、またいつかにしましょう。そろそろ帰らないと藍に怒られちゃうわ。」
紫は笑った。
「ああ。あの人厳しいですからね。」
再び苦笑した
「しかし…家計はしばらく大丈夫そうね。」
俺の一万円でぴらぴらと扇子の代わりにしていた。
「…」
結局返してくれないんだな…
「嘘よ。嘘。ほら持って行きなさい」
一万円を俺に投げた。
「ありがとうございます。」
紫が空間の切れ目に入って消えていくのを見届けた。
「さてと…帰るか…」
返された一万円を財布の中に入れた時気づいた。
このお札…子供銀行だ…
「…あのBBAーッ!!」
そのあと狂夜がスキマにさらわれたのは言うまでもない。
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