派遣社員になった訳だが……どうしよう
14話
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だが、噴出口をコンゴウの圧縮空気では足りないのでそこにシユウの火を加えて爆発させることで、ブースターの様にして速度を上げるとしよう。それにグボロ・グボロの能力で水を加えれば水蒸気爆発で更に速度が………ってそこまでいくと籠手の方が先に壊れそうだな。水蒸気爆発の威力は凄まじいので最後の手段として使うにはいいだろうが、普段からやるには少々負担が大きい。切り札として使うとして、選択肢に含めるか。
次は、刺突だ。
斬撃よりも考えるのは簡単だからな。ボルグ・カムランの尻尾である針を上回る刺突に適した武器はアラガミで他にないだろうし、これをベースに改造する事は決定しているのだから考えるのは幾分か楽だ。それで、俺の中で浮かんだ貫通力のある物と言えば杭打ち機、つまりパイルバンカーだな。個人的には"射突型ブレード"、"とっつき"と言いたいが………うん、ゲームが違うのでやめよう。
幸いにも爆発力は先程の籠手で準備は整っているし、それで強化したボルグ・カムランの針を打ち出せばいい。威力は十分だろうが、針の強度に不安が残るのでそれは色々な実験で調べるとしよう。
どうせここまで複数の機能を籠手に持たせるんだ、籠手だけじゃなくて脚鎧も作って両手両足を武器にしてしまえ。
さて、最後は斬撃系だが………イマイチこれと言った刃がないのだ。どのアラガミもそう言った刃は爪や牙があるので必要とせず、剣やらを持っているアラガミがいない……というか、オウガテイルの尻尾位しか剣として向いてない。
正直、斬撃はマントでいいんじゃないかとすら考えている。
まぁ、これで大まかな武器の構想は出来ただろう。銃の方はサカキから銃型神機を貰って、それを喰ってバレットの操作方法を覚えてからにしよう……あれからいくら考えても俺の理想を満たせそうな考えが欠片も浮かばん。世の中にはバレットを作ることに命をかけている様な奴もいるのだから、そう言う奴らの研究をアテにすれば多少は理想に近づけるだろう。
さて、それでは銃以外の実験といこうか。
近くにコンゴウの群れでがいるので、彼らには実験台となって威力の程確かめさせてもらおう。探すのに若干手間は掛かったが、その甲斐あって十体近い大きい群れを発見できた。少々、安全性やらに不安はあるものの人間には時として歩くことよりも、走ることから始める勇気が必要なのだ。
まずは打撃からだ、四肢を変化させた具足に空気を溜め込ませて準備を整える。近づいて来たコンゴウは四匹、丁度いい数と言えるだろう。正面の一匹の大振りなパンチを懐に潜り込んで回避してから、右腕の具足に点火して爆発を起こしてっ!?
か、肩が外れるかと思った……いや、威力は十分どころか拳当たったコンゴウの顔面付近が爆散する程なんだが、強すぎる勢いのせいで俺の肩を尋常じゃない衝撃が襲った。少々、火力を抑えて使わなければ、
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