派遣社員になった訳だが……どうしよう
14話
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
となると遠距離での威力の低下が問題だな、いくら当てれたとしても豆鉄砲では何の意味もない。しかし、ショットガンで遠距離の威力を上げるとなると、射出時に必要なエネルギーを溜める時間が必要だ。それでは牽制の意味がない。
かと言って火炎放射のような攻撃は燃費も飛距離も最悪だ……
さて、連射性、射程に優れ、ある程度の攻撃力を持ったショットガン……夢のような話だが、それを実現するためにわざわざ考えているのだ。
まぁ、これは一旦置いておこう。今は浮かびそうにもないし、それ以外の能力も考えなければならないんだ。
中距離は……さっきのショットガンが完成すれば問題ないか。精々、自分の周囲を一掃する機能を求めるくらいか?
となると………尻尾だな。
ゲームでも随分と広い範囲を攻撃出来たし、威力も中々だった。人型を維持しなければならないという妙な変化の制限のお陰で尻尾は無理、だが鞭という形であればどうだろう?試しに両肩から触手のような物を出して見たところ、ザッと両肩合わせて20m近くを攻撃範囲とする事ができ、体を回転させればそれなりの威力もあるようで近くにあった岩が砕けていた。
アラガミ相手には不十分な威力だが、試作の段階でこの威力は幸先が良いと言えるだろう。ある程度任意で動かせることもあり、拘束用としても十分に使える。と、なると振った時の威力の向上が目標だな。
重量を増やして威力を増やす……のはダメだな。機動力が落ちては非常に厄介だろうし、いっそ刃でも付けてみるか?いや、中途半端ではダメだ。
鞭そのものを刃とするべきだが……紙の様な薄さまでに薄くして密度を上げればいいのではないか?そうすれば斬れ味と強度の両立が可能であり、重量の増加も大した事にはならないだろう。伸縮自体は瞬時に行えるので普段は縮めて衣類の一部の様にできる、必要に応じて伸ばせばいいので一々変化させる手間が省ける上に、密度を上げることで防御にも転用できるな。
素材はヴァジュラのマントをベースに、柔軟性の優れたシユウの翼で加工といったところか。ヴァジュラベースならば雷を纏わせることも可能だろうし、シユウの翼なら熱もある程度耐えれるだろう。
さて、最後は近距離だな。
これに関しては様々なバリエーションが欲しいところだ、防御を砕く打撃、バランス性に秀でた斬撃、急所を突いてトドメを刺す刺突と最低三種は欲しい。
打撃は単純に硬度を活かして殴るのが一番俺に向いているだろうから、ボルグ・カムランの盾をベースに籠手、手甲あたりを作るとして、それだけでは火力不足だろう。
となると、打撃の威力を上げるのに手っ取り早い方法としては拳を加速させて、その勢いのまま叩きつける事だ。硬度の方は元々硬いボルグ・カムランの盾をオラクル細胞の密度を上げれば、殆どのアラガミに硬度で上回られることは無くなるだろう。
で、速度の話
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ