アラガミになった訳だが……どうしよう
9話
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合を除いて人体実験、それも子供を使ったものは原則禁止とした。もっとも、原作でも子供の実験はフェンリルは表立ってはやっていなかったし、ゲーム中で描写されたのも2の車椅子の孤児院だけだったはずだ。
それとカナメはフェンリルに対しては頑なに俺の正体の開示を拒んだらしい、とはいえ完全に俺をフェンリルと関わらせないようにするのは不可能だったらしく、依頼という形でのみ俺と繋ぎをつげるということで妥協したらしい。やはり、サカキが異常だっただけで普通はこの無線機の周波数を特定するなど不可能らしく、サカキ以外はカナメにしか繋がらないようにはなっているそうだ。
で、フェンリル側が俺に依頼してきたのは月に5つアラガミのコアを大小問わず渡して欲しい、報酬は俺の欲するあらゆる情報の提供とカナメが付け加えた俺の一切の行動に対する干渉、調査を行わない事だそうだ。
随分とカナメが働いてくれているが、ここまで来るとあいつの立場は大丈夫なのかと心配になるな。
まぁ、ここまでの要求が通ったというのもアラガミのコアを手に入れることのできる俺の力があるからなのだろう、だからこそ俺がフェンリルの要求に応えられないとなるとカナメ達もかなり危険になるということだ。その辺りは一蓮托生ということでフェンリルに見限られない程度にそれなりの真面目さで働き、その気になればフェンリルを潰せるという恐怖心を与えるとしよう。
その為にも今のままの力に妥協するつもりはない、さっそくフェンリルに連絡を取ってアラガミの居場所を教えてもらうとしよう。サカキの素材集めもその片手間にやらせてもらおう。
いやはや、明確な目的があってその上で守るものがあるとは、これは随分と楽しくなってきたじゃないか。
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