アラガミになった訳だが……どうしよう
2話
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の時期に支部長がノヴァという馬鹿げたサイズのアラガミによる終末捕食で世界をリセットさせて、宇宙に一部の人類を逃がしてリセット後も人類種を残そうとするアーク計画を考えているとしたら、俺がノヴァのコアに選ばれかねん。
それだけは勘弁願いたい、俺はまだ死にたくはないからな。
となるともう片方の道、魚類のアラガミだが俺の知る中だとクボログボロしかいないんだが、この時代にいるのかどうか若干不安があるが……いなければロシアを通るとしよう。
どうせここにいても支部長の手はいずれ伸びかねんし、あと一月程このあたりのアラガミを喰らって体を強化したら北へ向かうとしよう。
さて、街を出て周囲を探し回って道中食べ飽きたアラガミを渋々喰らいながら今現在壊れた空母の上にいるのだが、原作であれば人類の最後の砦と書いてノヴァの巣穴と読むエイジス島は完成間近でここからよく見えたんだが、どうやら今のところ完成は程遠いようだ。
となるとノヴァの成長もまだまだのようだし、少しは安心できるのか?
有益な情報を手に入れたのは構わないんだが……まさかコンゴウに出会うとは思わなかったぞ。
この金ピカのゴリラの背中にパイプを引っ付けたようなアラガミはゲームではよく出てくるアラガミなのだが、オウガテイルやらよりは確実に強い種類だ。
さて、オウガテイル、コクーンメイデン、ザイゴートしか喰らっていない私にどこまで出来るか些か不安はあるものの、決して超えられない相手ではない筈でありどの道この程度のアラガミに手間取るわけにはいかんだろ。
幸い向こうはまだこちらに気付いていないようだし、先手必勝という言葉に倣って行かせてもらう!!
片腕を以前より数段密度の上がったオウガテイルの尻尾に変えて背後から一気に切りつける。
が、寸前で気づかれたようで腕で受け止められた……くそっ、オウガテイルじゃこの程度か?
いや、僅かだが刃はめり込んでいる、一気に斬ることはできんだろうが傷が付いたならそれでいい。
もう片方の腕で反撃される前に刃のめり込んだ腕を蹴って、コンゴウの腕が届かない位置へ下がる。
さて、向こうはやる気になったらしくパイプに空気を集めてこちらに圧縮した空気の塊をぶつける準備をしているようだが、そんな物はゲーム中一体どれだけの回数見たと思っているんだ!!
それは溜めの時間が長く、再びコンゴウとの距離を縮めるには十分な時間があった。
俺はコンゴウのパイプの噴出口の下に身を屈め、腕のオラクル細胞を尻尾から人間の手に戻し、その形を変えることなく密度をあげてコンゴウの仮面のような顔にその腕を手加減なしで振り抜いた。
コンゴウの放った空気の塊は俺の頭上を通過し、オラクル細胞の密度を上げ鈍器となった拳はコンゴウの仮面を叩き割る。
コンゴウは獣そのものの悲鳴を上げながら、後ろにバランスを崩して尻餅
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