アラガミになった訳だが……どうしよう
2話
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べるのかと考えたがどうにも無理らしい。
少し期待していた分残念だったのだが、そのお陰で甚平の上が布切れに変わってしまったのは大失敗だ。
アラガミになっている段階で上半身が裸であることに恥じらいもあったものではないが、それでも嫌なものは嫌なのだ。急場凌ぎにタオルケットを体に巻きつけて、マントのようにすることで体を隠している。何処かで服でも見つかればいいんだが……
最後に今後の目標ができた事だ。
ゲーム本編には可能な限り傍観者に徹することにした。1、2共に一歩間違えれば地球の生命が根こそぎは終わりかねんのを奇跡でどうにかなった話ため、俺のような部外者が混ざった場合真っ当なエンディングに辿り着けない可能性がある。
そうなってしまうと俺までお陀仏だ、それだけは避けたい。万が一メインキャラクターに発見ないし、何かしらされた場合は………諦めるとしよう。
正直、1の支部局長やら2の博士やらに見つかった場合逃げ出すのは無理だろうし、よしんば逃げ出せても直ぐに捕捉されるのがオチだ。
そうなってしまったら可能な限り原作の知識を使って原作通りに話を誘導する舞台装置にでもなるか…なんだったか、そういうのをデウスエクスマキナと言うんだったか?
まぁいい、その為にも可能な限りアラガミを喰って力をつけなければな、しばらくすれば接触禁止種やら物騒なアラガミがそれこそ虫のように湧いてくるのだからな。
で、手っ取り早くアラガミを喰らう為にもシユウを探さねばならんな、あのアラガミの武器はアラガミを麻痺させる効果があったはずだ。
それさえあれば、喰らうにしろ逃げるにしろ幾らでも手の打ちようはあるだろうし、あの種族なら狩りすぎて進化したところで何の問題もない。
進化た個体も精々耐久力が上がるくらいでさして気にするようなものでもないだろう、攻撃は基本的に分かりやすいものが多いお陰で進化前も進化後もそう脅威ではないのだ。
確か奴らの発生場所はユーラシア大陸中央だったな、武術の発展した場所であんな格闘家のようなアラガミが生まれたのは興味深いと、何処ぞのマッドサイエンティストが言っていたとゲームのデータベースに書いてあったのを覚えている。
しかし、日本から中国まで行くには海を越えねばならんな………体力はアラガミになったお陰で問題ないのだが、日本海を縦断は少々難易度が高すぎる、恐らく途中で迷う羽目になるのは目に見えている。
方法としては北からロシアを通って行く道と魚類のアラガミを喰らうことだが、前者は時間はかかるがあの程度の距離ならば泳ぎ切れるだろうし、迷うこともないだろうがロシアを経由するというのが問題だな。
1の支部長がどのあたりからロシアに手を出し始めたのか全く分からん、そもそも今の具体的な年数が分からんせいであとどの程度で第一世代の神機ができるのかも分からん。
もし、こ
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