暁 〜小説投稿サイト〜
妖精の義兄妹のありきたりな日常
妖精の尻尾の新人
[6/7]

[1] [9] 最後 最初 [2]次話
ィに疑問を持ったが、タクヤは今は置くことにした。
「今日なんか変じゃないか?顔も少し赤いし、具合でも悪いのか?」
「そ、そんなことないよ!私は大丈夫だから!!」
そう言ってウェンディは駆け出した。
「あ、おい。」
(「あ〜ん。また変な声出しちゃった〜。」)

ガッ

「!」
ウェンディが急に駆け出したため足をつまずかせ、倒れそうになった、が、

ガシッ

「ったく。」
間一髪のところでタクヤがウェンディを抱え、こけるのを防いだ。
「急に走ったら危ないだろ。」
「う、うん。」
タクヤはウェンディを抱えながら注意した。それだけでもウェンディは顔を赤くした。
その時だった。

ピタッ

「!!!!」
タクヤはウェンディの額に自分の額をくっつけ、体温を計った。
「やっぱり、少し熱があるんじゃねーか?すごい熱いぞ。」
ウェンディは今にも天に昇りそうなくらい気持ちが高ぶってしまった。
「あんま無理すんなよな。ほら、おぶってやるから来いよ。」
ウェンディの思考回路は完全に火を吹いていた。ウェンディは成すがままにタクヤの背中に乗った。
「きつい時は言えよ?最悪お前だけでも休ませてもらうように頼むからさ。一番はやっぱウェンディだからさ。」
その言葉にウェンディはとうとう気を失ってしまった。
「あり?ウェンディ?…寝ちまったか。」
タクヤはウェンディをおんぶしながら屋敷の探索を続けた。




















「大体屋敷の中は探索したな。」
「見てみてー。かっこいいでしょー。」
ハッピーはどこから持ち出したのか鉄火面を被っていた。
「コラ!!!勝手に持ち出さないのっ!!!」
ルーシィがハッピーの被っていた鉄火面を取り上げ、叱った。
「おーす。そっちはどうだったー?」
「こっちはこれといったものはなかったな。ん?ウェンディ、どうかしたのか?」
グレイがタクヤにウェンディの事を聞いた。
「あぁ。ちょっと熱っぽいんだよ。ウェンディをどっかで休ませてあげたいんだけど。」
「なら、そこのソファーに横にしておくといい。」
エルザに指示された通りにソファーにウェンディを寝かした。
「ウェンディは大丈夫なんですか?」
エマがタクヤにウェンディの容態を聞いた。
「たぶん、すこし気疲れしただけだろーな。環境の変化に戸惑ったんだろう。」
「屋敷の構図も頭に入った。後は予告時間まで待つだけだ。」
「ならメシにすんぞー!!!!」
「あいさー!!!」
ナツとハッピーは一目散に展示室を後にした。
「あっ!?こら!!待ちなさいよー。」
ルーシィもその後を追った。
「アイツ、食堂の場所わかんのか?」
「まぁ、鼻がいいから大丈夫だろ。」
「我々も食事
[1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ