暁 〜小説投稿サイト〜
妖精の義兄妹のありきたりな日常
妖精の尻尾の新人
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マッドに質問した。
「こちらになります。」
そう言ってマッドは懐から小さな箱を取り出した。
蓋を開けるとそこには言葉では表せないほどに神々しく輝いているペンダントがあった。
「「おぉ!!」」
「これが時価100億Jの…。」
「きれい…。」
各々、ペンダントの感想を述べる。
「こちらがあなた方に守ってもらう“虹の架け橋”です。普段は展示室である大広間に飾っています。」
「わかりました。必ずご期待に応えましょう。」
「では、後の事はお任せします。私はやりかけの仕事がありますのでこれで。」
マッドは虹の架け橋を箱の中に閉まって、部屋を後にした。




















「さて、どうしたものか…。」
エルザたちは展示室である大広間にやってきていた。そこには虹の架け橋以外にも数多くの宝石類が並べられていた。
「どーするもこーするも、真正面からぶん殴る!!!」
「それができないからこうやって作戦を考えてるんだろ。」
ナツの言葉にタクヤは冷静にツッコム。今、タクヤたちは虹の架け橋の護衛のための作戦を考えている最中なのだ。
「それなら、オレの氷で虹の架け橋を凍らしておけばよくねーか?」
グレイがエルザに提案する。
「駄目よ!そんなことしたら虹の架け橋にキズをつけちゃうかもでしょ!!」
「でしたらやっぱり、みんなで虹の架け橋を囲む感じで守ってはどうでしょう?」
ウェンディが別の提案をエルザに持ち出した。
「その方がどこから襲撃されても対処できるものね。」
シャルルもウェンディの提案に賛同する。
「うむ。それが妥当だな。作戦はこれにするとして屋敷の中をチェックしておこう。
ナイトバロンの侵入経路がある程度把握できるからな。」
「それなら、手分けして捜索しましょう。その方が早いですし。」



















「廊下だけ見てもやっぱ広いなー。」
「…。」
タクヤとウェンディは屋敷の中を探索していた。
(「もう!シャルルったら!!変に気使っちゃって〜!!!」)
ウェンディは心の中でシャルルに叫んだ。


10分前
「ウェンディはタクヤと一緒に探索しなさい。」
「えぇっ!?な、なんで!!!」
「手分けして探索すれば時間も短縮できますし、多くの情報を集めないといけませんからね。」
「なら、私たちと一緒に、」
「じゃ、そういう事だからー。」
シャルルとエマはウェンディの言葉を最後まで聞かずに飛んでいってしまった。



(「お兄ちゃんと一緒なのは嬉しいけど、あんな事があった後だから変に意識しちゃうよ〜!!」)
「なぁ、ウェンディ。」
「ひゃ、ひゃい。」
なんともマヌケな声を出したウェンデ
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