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妖精の義兄妹のありきたりな日常
妖精の尻尾の新人
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なった。
「妖精の尻尾に来てから初めての仕事だからなー。楽しみだなー。なぁ、ウェンディ?」
「…。」
タクヤはウェンディに話しかけるが反応はない。
「?どうしたんだ、ウェンディ。」
「え?ううん。な、なんでもないよ。」
ウェンディは顔を赤くしてタクヤと目を合わさずに答えた。
「そうか?」
「それよりお前たち。今日の仕事の事は頭に入ってるな?」
「たしか、シロツメにある豪邸の持ち主からの依頼でしょ?」
「あぁ。なんでも先日、予告状が届いたようで豪邸の宝物を護衛しろとの事だ。」
エルザが今回の依頼を手短にみんなに説明した。
「宝物ってなんだ?」
「知るかよ。バーカ。」
「アァッ!?やんのか、コラァッ!!!」
「上等だ!!!かかってこいや、オラッ!!!」
いつものようにナツとグレイの喧嘩が始まった。
「やめんかっ!!!!」
「「はい!!!すいませーん。」」
エルザにこっぴどく叱られたナツとグレイは肩を組ながら謝った。
「とにかく、早くシロツメの町にいきましょう。いつまでもこんな事していたら埒があかないわ。」
「そうですねー。」
シャルルがこれ以上時間を無駄にしないようにみんなに行動を促す。
「待て!!!もしかして汽車に乗るのかッ!!?」
「だから、駅にいるんじゃない。」
タクヤが冷や汗をかきながらルーシィに質問した。当たり前の答えがかえってきたのだが。
「いや!!!!絶対にいやだ!!!!あんなの乗らねぇ!!!!」
「オレも乗りたくねぇ!!!!」
タクヤとナツは駅に来てまで駄々をコネだした。
「仕方のないヤツ等だな、私のところに来い。」
エルザが駄々をコネていたタクヤとナツを自分の元に呼んだ。
「オレは乗らねぇぞ!!!」
「オレもだ!!!」
「なら、寝てろ!!」

ガン ガン

「「!!!」」
エルザはタクヤとナツを殴り倒して気絶させた。
「さぁ。早く出発するぞ。」
エルザはタクヤとナツを引きずりながら汽車へと向かった。
「…ウェンディにトロイアかけてもらってもよかったんじゃない?」
「まぁ、いいんじゃねーか。」
「やっぱりめちゃくちゃだね。」
そう言いながらウェンディルーシィたちも汽車へと向かったのだった。














ガタン ガタン ガタン ガタン

ウェンディたちはシロツメへ向かっている汽車の中にいた。もう間もなく着くだろう。
「それで結局宝物ってなんなの?」
ハッピーが改めてエルザに質問した。
「あぁ。なんでも世界に二つとないペンダントらしくてな。時価100億Jはするらしい。」
「ひゃ、100億J!!!?」
ルーシィの目はたちまちJになっている。
「そりゃすげぇな。コソドロも狙うのも当然だな。」
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