暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos31-A砕け得ぬ闇の使徒〜Fragment eines Dunkelheit〜
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ールとして活動を再開するために、海鳴市に散った欠片を集め、呼び起こして、な――
リインフォースから聴かされた話はとんでもない事態の前兆だった。あのふざけた機能の塊だったナハトヴァールが復活する、って。あんだけ苦労してようやく倒せたナハトヴァール、その復活。見過ごすわけにはいかないってわけで、あたし達は散開して闇の残滓の討伐を始めたわけ。
「了解。すぐに向かうわ。にしても、次から次へとよくもなぁ」
『あー、うん。みんなが頑張ってくれているけど、倒したら倒したですぐに新しい残滓が出て来ちゃうから』
討伐を始めて数時間。あたしはさっきのヴィータの他に、あたしとはやての偽者を討伐した。自分を斬って倒すなんて正直いい思いはしなかったけど、その思いを友達にさせるよりはまだ随分とマシだ。友達に偽者とは言え友達を倒させるなんて。ナハトヴァールの奴、消えてからも迷惑だけはキッチリ残して逝くんだから、堪ったもんじゃないわよ。
『リインフォースの話じゃ、発生源がどこかに在るってことらしいけど・・・?』
「その捜索を踏まえてみんなで残滓討伐ってわけよね。ま、とことんやってやるわよ」
『お願いね。あ、カートリッジが足りなくなったら一旦ハラオウン邸に戻って。新しいのを渡すから』
「了解!」
エイミィとの通信を切って次の戦場へと向かう。残滓の発生場所は常に結界が展開されてる。それは不幸中の幸いってやつね。無関係者には被害は出ないし、こっちの結界展開の魔力消費は無いし。
「あそこね・・・!」
解除していたバリアジャケットを再度着装して、市街地内に展開された結界に侵入・・・した途端、「っ!?」ヤバい場所に踏み込んだっていう一種の危機察知が働いた。これまでの結界じゃ感じなかったのに、今回はハッキリと感じた。この結界を展開した偽者は、本物と同等に強い奴だって。
「フレイムアイズ。気を付けて。今までの偽者とは違う奴が、居る・・・!」
≪お、おう≫
“フレイムアイズ”をバヨネットフォームへと変形させる。ライフルと剣を一緒にした形態で、中遠距離の射砲撃も出来て、銃身下の刃で近接戦も出来るっていう優れもの。
≪近いな。気を付けろよ、アリサ。ターゲットはすぐそこだ≫
「オーケー・・・!」
警戒しつつ片側三車線の公道のド真ん中を歩く。“フレイムアイズ”からの警告通りビリビリと肌で感じるほどの魔力が少しずつ接近して来ているのが判る。そして十数mと歩いた頃・・・。
――イガリマ――
「っ、来たわね・・・!」
空から降って来た魔力弾6発を後退することで回避。問題は「道路が凍った・・・!」ってことで、それはつまりあたしの相手は必然的に「すずか・・・!」ということになる。たとえそうでも偽者である以上
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