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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos31-A砕け得ぬ闇の使徒〜Fragment eines Dunkelheit〜
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、言い忘れていたね。私の役職は技術部長で、階級は少将だ。君たちのことは知っているよ」と頷いた。
「ちなみに私の娘たちシスターズも知っている。階級は二尉から准尉と箝口令の対象内だが、第零技術部は独立部署でもあるため問題はないだろう」
スカリエッティ少将だってさ。吹き出しそうになったがギリギリ耐える。
「で、だ。はやて君。すまないが夜天の魔導書のオリジナルを見せて・・・いや、解析させてほしいのだが・・・。そう時間は取らせない。今日一日で解析し、明日より開発に着手すると約束しよう」
「夜天の書を、ですか・・・?」
はやてがリインフォースを見る。“夜天の書”は言わばリインフォースの本体だ。夜天の主とは言えはやては自分の独断で決めていいのかどうか不安なんだろう。リインフォースは「ええ、構いませんよ。それで新たな魔導書が出来るのであれば」と微笑んだ。
「うん。・・・それじゃあ、ジェイルさんに夜天の書を預け――」
はやてがそこまで言ったところで通信が入ったことを報せるアラームが鳴る。スカリエッティが「ウーノ」と、彼の背後に控えている彼女に応じるよう指示を出す。
「はい。こちら、第零技術部・・・、あ、騎士イリス。こんにちは」
通信を入れてきたのはシャルだった。ウーノに『ウーノ、どうも〜♪』挨拶を返したシャルは『そっちにはやて達いる〜?』と俺たちに用があることを告げた。
「やぁ、騎士イリス。はやて君たちなら居るよ」
『ドクター、どうも〜♪ あ、はやて、みんな。ごめんね、ドクターと大事な話をしていたんだよね、きっと。でも・・・ごめん、今すぐ海鳴市に帰って来られないかな〜? こっちも少々厄介な事件が起きててさ』
ヴィータが「事件って?」そう訊き返すと、シャルは『ドッペルゲンガーが出たんだよ』って海鳴市海上の映像へと切り替えた。映っているのはフェイトと「これは・・・私か・・・!?」そう驚きの声を上げたシグナムだった。フェイトとシグナムが海上で空戦を繰り広げていた。
『それだけじゃないの』
フェイト対シグナムの映像から、なのは対なのはの砲撃戦、さらに共に補助を本領とするすずか対シャマルといった戦闘映像へと切り替わっていく。
『こうなった原因が判らないのが現状。もしかしたらはやて達なら何か知っているんじゃないかって思って、こうして連絡をしたんだけど・・・。というか、少しでも戦力が欲しいの。だから出来れば早く帰って来て。お願い!』
シャルの切羽詰まった表情でのお願いに、「うん、今すぐ戻るから待ってて!」はやてがそう応えた。シャルは『ありがとう、はやて、待ってる!』そう礼を言ってから通信を切った。
「あ、あの、ジェイルさん!」
「構わないよ。また来てくれると約束してくれるのならね。ウ
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