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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百七十一話  『外伝19 戦慄の影響ゲェム(後編)』
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す。
そこにはこう書かれていた。



―――『二日間、大人になる』。



ヴィヴィオの体が光り、次にはサイドポニーがチャームポイントの綺麗な女の子に変化していた。
でも、中身は成長していないので、

「なのはママ。なんかとっても視界が広がったの!」
「よかったね、ヴィヴィオ」

ヴィヴィオはとてもご機嫌だった。
そしてこの二日間で色々と検査されて、ヴィヴィオは将来デバイスで大人モードを会得することになるのだが、まだ先の話である。

そして次はキャロであった。
内容は、



―――『三十分、くしゃみが止まらなくなる』。



「へくちゅ、は、は、はくちゅ………ふ、フェイトさん、助けて、へくちゅ……」
「あぁ、キャロ!」

それでフェイトが急いでテッシュの箱をアルト達に持ってきてもらうように頼むのであった。
続いてエリオの出番がやってきた。

「ぼ、僕の出番だね。いきます!」

そして回るルーレット。
なぜかエリオの時だけルーレットが光り輝いている。
これは一体?
そこで事態を見ていたマジカルアンバーが声を出す。

「それはミラクルターンですね。なにが起きるかわかりませんが、私にとっても(愉快な)出会いがありそうです〜」

そして止まるマス。
そこに書かれていた内容は、



―――『一日、魔法少女になる』。



「……………え?」

わけがわからないよ……。
次の瞬間、次元が歪んでそこから一本のステッキが飛び出してくる。

「次元を飛び越えて、私、爆誕!!」
「ゲッ!? カレイドステッキ!?」
「あらー? 士郎さんではないですかー。お久しぶりですねぇ。まぁ、今回はさっそく私のご主人様(玩具)が決まったようですね。さぁ、私を手にとってください。
そして力を合わせて(私にとっての)悪と戦いましょう!」
「悪って……」
「エリオ! 絶対に触れるなよ! そいつは危険だ!!」

士郎が叫ぶがもうエリオの体は支配されていて、一気にカレイドステッキに手を伸ばしていた。
そして掴んでしまう。
そしてエリオの体が輝き出す。

「やふー! 男の娘、ゲットですよ! 一気に行きます! コンパクトフルオープン! 鏡界回廊最大展開!」
「うわぁっ!?」

エリオの叫びが響く。
光の中で大量の赤い羽根のエフェクトが舞い、エリオが一つの羽根を掴むと手からまず光が覆っていき腕、腰、足と次々と着装されていく。
その姿はふんだんにフリルとリボンがあしらわれていて最後にエリオの髪が腰までさらさらに伸びてまさに女の子のような姿になる。

―――それを見ていたフェイトとキャロが鼻血を出していたが、ここではあまり触れないようにしないといけない……。

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