第五章 StrikerS編
第百七十一話 『外伝19 戦慄の影響ゲェム(後編)』
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れる。
そして出たのは、
―――『素直になる』。
「素直になる……? これって……」
全員が首を傾げるが、そこでフェイトに異常が起きていることに気づく。
どこか赤い顔をしてモジモジし出す。
そしてそっとランサーの前までやってきて上目遣いでランサーを見つめる。
「ま、マスター……? ど、どうしたよ?」
「ランサー……好き、好きなの。今までずっと隠してきたけど、もういいよね……。私の彼氏になってください……!」
「ッ!?」
「フェイトさんが……」
「とっても可愛い……」
フェイトの思わずの告白にランサーは目を見開き、エリオとキャロがフェイトの豹変ぶりに顔を赤くする。
そして告白してしまったフェイトはというと正気に戻ったのか、
「あッ……な、なんで!? 私、我慢しようって思っていたのに! ら、ランサー、さっきのは忘れて!?」
フェイトが泣き顔でそう言うがランサーは真剣な表情になり、フェイトの腰に手を回して、
「……いんや。もうマスターの気持ちは充分聞かせてもらったぜ。これが俺の答えだ……」
そしてランサーはみんなが見ている中でフェイトにキスをする。
それに男性陣が「うわぁ〜〜〜〜〜!!?」と悲愴の声を上げ、女性陣が「きゃーーーーー!!」と黄色い叫びを上げるのであった。
しかしフェイトももう素直に受け入れているのかとても嬉しそうであったのは言うまでもなかった。
「いやぁ、こんな役得もあるもんなんだねぇ〜」
「もうっ、バカ……」
「ははは! さて、次は俺の出番か……」
ランサーはなにが来てももう引かねぇ気分でルーレットを回した。
内容は、
―――『天罰』。
「はっ!?」
次の瞬間、空から雷が降り注いできてランサーに直撃する。
「ぐぁぁあああーーー!?」
「ランサー!?」
そして出来上がるは黒焦げのランサーであった。
「ランサーさんが死んだ!?」
「スバル! この人でなし!!」
「ティア!? あたしじゃないよぉ〜……」
「いや、なぜか絶対に言わないといけない気がしたのよ……」
スバルとティアナがコントを繰り広げた一方で、
「……もしかしたら、これはプレシアの怒りだったのかもしれないわね」
シホがそう呟いていた。
そして次ははやてであった。
「私の出番やね。なんやろなー? 当たりだといいな〜」
少し浮かれ気分であったが、そこで一気に落とされる。
―――『二日分の書類に立ち向かう』。
「なぁっ!?」
はやてが大声をあげる。
そこにこの場にいなかったはずのグリフィスが姿を現して、
「部隊長。書類がなぜかいきなりぎょうさん舞い込んで
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