第10話 最強チーム
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、ルーシィとカゲヤマ、ハッピーが耳を塞ぐ
(サウンドキャンセラーの呼び出しが間に合わない!!)
DBを呼び出そうとしたが、間に合わず呪歌から音色が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
音色が放たれず、空かしたような、気の抜けた音が呪歌の全身から響いてきた。
『んが!?』
「何コレ!?」
「すかしっぺ!?」
『なんじゃあこの音は!?ワシの自慢の音色は一体どこに!?』
よく見ると、呪歌の全身に穴が開いており、そこから音を出す空気が漏れているようだ。
「そ、そうかさっきの攻撃で」
「たくさん穴開けたから音がちゃんと出ないのね」
「笛だから・・・な」
「さんざん引っ張っておいてこんなオチ!?」
「オイラお腹空いちゃった」
『ざけんなぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
呪歌が怒りだし周りの地面を蹴りあげた。
「キレおったぞ!!」
「デカい分タチが悪いわい!!」
次に呪歌が矛先を向けたのは、ルーシィ達の方だった。
「まずい!!」
「アイスメイク・・・盾!!」
爆炎が彼等を襲ったが、全てグレイの造形した氷の盾により防がれた。
「早い!」
「一瞬でこれほどの造形魔法を!?」
「造形魔法?」
「魔力に形を与える魔法だよ、そして形を奪う魔法でもある。」
『おのれぇ!!』
悔しがる呪歌の視線が、吸い寄せられる炎の向かう先に映る
「よっし!食ったら力が湧いてきた!!」
そこには炎を食うナツがいた。
『この・・・バケモンか貴様!!』
「んだとこらぁ!!」
ナツは殴りつけた呪歌の腕の上を走って昇る
『昇ってきたぁ!?』
「換装!!」
エルザは天輪の鎧から、黒い鎧へ換装する。
「おお、黒羽の鎧!」
「一撃の破壊力を増大させる魔法の鎧じゃ!!」
換装したエルザに興奮しながら口々に声を上げるギルドマスター達
「アイスメイク・・・円形鋸!!」
グレイは氷の円形鋸を放ち呪歌を切り裂く
「黒羽・月煌!!」
続いてエルザが黒羽の剣で呪歌の顔面を切り裂き怯ませる
「ナツ!!」
「今だ!!」
「おうよ!!」
ナツは両手に炎を纏う
「右手の炎と左手の炎!二つの炎を合わせて!!」
合わさった炎が増大し、巨大な火球を作る
「これでも食ってろ!!火竜の煌炎!!!」
巨大な火球が呪歌を襲い
『グアァァァァァァァァァァ!!!!!』
呪歌は眩い光を放ち、天へ昇る
そして、元の笛の姿に戻った。
その笛には既にゼレフの魔法の効力が消え失せ、ただの笛となった。
「見事!!」
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