第四章
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後
「もうな」
「じゃあマクレガーさんのお家は」
「ゴミ箱だけ漁ろうか」
「あそこだね」
「あそこでキャベツとか人参を漁ろう」
「何か寂しいね、それだと」
「しかし仕方がない」
それもだと言うお父さんでした。
「あの畑の状況だとな」
「近寄れないから」
「ああ、それでな」
「わかったよ、それじゃあゴミ箱だけ漁るね」
「その時もマクレガーさんには注意するよ」
「うん、わかったよ」
ピーターラビットはお父さんの言葉に答えました、そうしてなのでした。
ピーターラビットの一家も他の動物達も畑には殆ど近寄らなくなりました。マクレガーさんの畑は平和になりました。
しかしです、平和は完全に訪れた訳ではなく。
ゴミ箱は荒らされました、それでなのでした。
マクレガーさんは荒らされたゴミ箱を見てです、奥さんにまた苦いお顔で言いました。
「全く、畑が無事でもな」
「それでもね」
「ああ、ゴミ箱はな」
「こんな有様ね」
「全く、あいつ等もやるものだ」
「畑が無事になってもね」
それでもだとです、奥さんも言うのでした。
「ゴミ箱を漁って来る様になったわね」
「どうしたものかな」
「ううん、犬もいるから」
「犬に番をさせるか?しかしあいつはな」
「畑にいるわよね」
「そうだ、あいつには仕事がある」
その畑の番です。
「あれがあるからな」
「ゴミ箱にはなの」
「そうだ、回せないぞ」
「畑の被害はなくなったけれどね」
「安心は出来ん」
こと畑のことだからだというのです。
「あいつは畑だ」
「じゃあゴミ箱は」
「ゴミ箱に覆いをかけるか」
「そうしようかしら」
「ああ、とにかくここもな」
ゴミ箱もというのです。
「何とかしないとな」
「あれもこれもよね」
「全くだ、畑を持っているとな」
マクレガーさんと奥さんの糧です、ですがそれを持っているとというのです。
「動物に悩まされる」
「どうしてもね」
「これは仕方がないか」
「そうみたいね」
「しかしな」
それでもだと言うマクレガーさんでした。
「ここで何とかしないとな」
「ゴミ箱もね」
「さて、今度はどうするかだ」
マクレガーさんはまた考えるのでした、そしてです。
奥さんにです、こう言いました。
「覆いをかけるか」
「やっぱりそれね」
「ああ、さもないと荒らされ放題だからな」
「残飯やり何やらを荒らされてね」
「ここが汚くなる」
だからゴミ箱を荒らされたくないのです。
「畑に行けなくなっただね余計に荒らされる様になったからな」
「そうね、ここも何とかしないといけないし」
「覆いをかけるか、ゴミ箱に」
「そうしましょう」
こうお話してでした、今度はゴミ箱に覆いをかけて荒らされること
[8]前話 [1]次 最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ