第二章
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いに行く時間であった。もうである。
「もうこんな時間なの」
早紀は時計の音を聞いて思わず声をあげてしまった。昼食を食べるのも忘れてしまっていたのだ。しかもお腹も空いてはいなかったのだ。
そのことに驚きながら夕食の材料を買いに行ってそうして夕食を作ると航平が帰って来た。テーブルで妻の話を聞いてまずは驚いた。二人は向かい合って座り食事を摂っている。
「ええと、気付けばか」
「そうよ、それで今日はね」
「お昼はなしか」
「お買い物に行く時にちゃんとパンを買って食べたわ」
そうしたというのである。
「だからそれは安心して」
「そうだよ、人間は一日三食しっかりと食べないとな」
「そうよね」
夫の言葉に対して頷く。
「それはやっぱりね」
「食べないと駄目だからな」
夫は三食のことについては真剣な面持ちで話していた。
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