第十話
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ダーに2機の反応が感知される。まだ、彼方は気づいていないようだ。左側の不知火が先行し右側の不知火がバックアップをするようだ。
「隊長機か?なら、落とさせてもらう」
ブーストダッシュで一気に左側の不知火に接近する。此方に気づいた不知火が反撃を試みるも、即座に上に飛んで回避する。
「ホラよ。お土産だ」
左手に持っていたクラッカーを投げる。此方を射とをとしていた。不知火に当り爆発した。その結果左側の不知火は、頭部と腹部辺りまで黄色に染まった。
「六号機致命的損傷大破」
「へっへっ!格闘てのはこうやるんだよ」
「ショルダーアタック!」
続々と撃破報告が入る。俺は残っていた、もう1機の不知火に上空からヒートホークを抜き、ブーストダッシュで一気に近づき斬りかかる。相手も74式近接戦闘長刀を抜き構える。お互いの武器がぶつかり合う。鍔迫り合いになるが、此方の機体との出力が違いすぎるため、段々長刀を握っている不知火が押されて行く。
「ぬう。でりゃあ!」
「く!ハアーー!」
お互いに打ち払い一旦距離をとる。
「なかなか、骨のある奴がいるじゃないか!」
「そちらも、やるではないか」
バズーカに持ち変えて、不知火をロックオンする。バズーカから弾が発射される。相手の不知火も87式突撃砲を此方に射つ36o弾が大量に発射されるが、当たることはない。ブーストを吹かし後方に下がる。先程の敵機を落とせなかったのが、残念だが自分が落とされるよりはましだ。
「うお!やるじゃねえか!だが、甘いんだよ」
「バカヤロウが!その程度で出てくんじゃねえよ!」
無線から声が聞こえる。マッシュとオルテガは敵機を撃破したらしい。
「一号機致命的損傷大破。二号機爆発炎上大破。十号機致命的損傷大破。十二号機頭部損傷戦闘不能」
マッシュとオルテガに任せた小隊は終わったようだ。残りは、俺の倒していない2機だけだ。
「マッシュ。オルテガ。此方に合流しろ」
「「了解」」
マッシュとオルテガが、此方に向かって来るまでにもう1機落としておくか。前進を再開すると、右から銃弾が飛んでくる。
「おっと!危ないな。墜ちろ」
左にバックジャンプして銃弾を回避し、その姿勢のままビルの間を縫う様にバズーカを射つ。
「そんな!ばかな!」
ビルの間から射って来るとは思わなかったのか、不知火は回避することも出来ずに直撃し黄色に染まった。
「五号機致命的損傷大破」
残るは、先ほど逃がした隊長機の不知火だけだ。マッシュとオルテガのザクが到着した。3機編成で俺が前衛マッシュとオルテガが後衛のアローフォーメーションを組む。陣形を維持したまま前進していると、開けた場所に出た。反対側には隊長
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