第十話
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悠斗side
俺は今、富士第一基地の司令部に来ている。既に各部隊は準備が出来ているので、後は開始時間を待つばかりだ。ちなみに模擬戦の組み合わせだが、第一試合が黒い三連星対富士教導隊。第二試合がガトー少佐、ケリィ大尉、カリウス少尉達対帝都防衛第1師団第1中隊。第三試合がジョニー・ライデン少佐、シン・マツナガ少佐達対厚木基地第一中隊と、なっている。
「不動准将。後、少しで開始時間です」
イルマ中尉が、開始時間を知らせてくれる。まあ、非常に落ち着いて見られるので、楽なんですけどね。周りを見てみると、巌谷中佐と篁中尉が此方に向かって歩いてきた。
「おはようございます巌谷中佐。篁中尉」
「おはようございます不動閣下。ガラハウ中佐。テスレフ中尉 」
「おはようございます不動准将。ガラハウ中佐。テスレフ中尉」
二人とも敬礼をしたので、俺達三人も返礼した。
「巌谷さん。富士教導隊は、この模擬戦何分持つと思う?」
そう訪ねると、巌谷中佐はニヤリと口元を動かした。
「失礼ながら、たった3機のMSで富士教導隊に勝てるとは正直思えないな。ましてや、旧型のMSでは、話にならないと思うよ常識的に考えて。と、答えるのは性能を過信している奴が言う台詞さ。実際は何か仕掛けが有るんだろ?悠斗君?」
「まあ、見ていてください。戦術機やMSの性能差が戦力の決定的な差てないと言う所を見せてくれるはずですよ」
「フハハハ。そうだよな!私もかつては瑞鶴でイーグルを落としたのだからな。しかし、それは一対一だから出来たのであって、三対十二ではかなり厳しいと考えるが?」
「まあ、見ててくださいよ。模擬戦が始まりますよ」
俺がそう告げると、全員中央モニターを見た。俺はただ勝利を確信していた。
悠斗sideout
ガイアside
俺達は模擬戦開始から即座に散開して、個々に敵を倒している最中だ。俺は、機体をビルの間に隠しながら、1機めのロシアンカラーの不知火をロックオンした。
「もらった!墜ちな!」
ザク・バズーカから弾が発射される。音で此方に気づいた不知火が回避行動に入るも間に合わずに直撃する。命中した不知火が黄色く染まる。
「うわ!しまった!」
「八号機致命的損傷大破」
オペレーターの管制が聞こえてくる。
「へっへっ。墜ちな」
「おう!墜ちちまいな」
マッシュとオルテガの声も聞こえる。どうやら、二人とも敵を見つけたらしい。
「うわ!うわーー!」
「嘘だろ!」
「四号機コックピットに直撃致命的損傷パイロット死亡戦闘不能。十一号機両足損傷及び、頭部損傷戦闘不能により大破」
オペレーターの管制を聞きながら前進する。レー
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