第四話:コックの日常?
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卵が安かったはずだ、これを逃す手はない!!!
「ただいま」
一人暮らしを始めて最初の頃は一人で暮らすには明らかに広すぎるこの一軒家に寂しさを抱いたが
今はそれもない
「にゃ〜」
俺の足にすり寄って甘えてくる黒猫がいるからだ
始めのころは掃除も大変なので一軒家は嫌だったんだが今となっては一軒家でよかったと思ってる
「日本のアパートはペット禁止が多いからなぁー」
そう一人呟きながら黒猫―クロの背中を撫でる
「今日はクロの好きな魚を買ってきたぞ」
「ナァ〜♪」
「はは、かわいい奴だな」
俺は今日の晩御飯が魚だと知ってさらに甘えてくるクロを最後にもう一度撫でてキッチンに向かう、よし、今日は腕によりをかけて作ろう!!
「♪〜〜♪〜」
証の歌を歌いながら晩御飯の後片付けを行う
クロは晩御飯に満足したのかソファの上で丸まってウトウトとしている
俺はそんな様子を見て癒されている、ルルがいない今となってはクロは俺の一番の癒しだ
ちなみに二番はミリキャス君だ
「♪〜―ん、電話?こんな時間に誰だ?」
机の上においていた携帯がなり始めたので行ったん手を止め電話に出る
「はい、もしもしルドガーです」
「久しぶりだね、ルドガー君、サーゼクスだよ」
「あ、お久しぶりです、サーゼクス様」
俺がそう言った瞬間クロがビクッと起きるのが見えた
あちゃー起こしちゃったかな、音量を抑えてしゃべらないとな
「学生生活はどうかね?楽しんでいるかね?」
「はい、おかげさまで、素晴らしい学園生活を送れています」
「そうかね、それはよかった、私も嬉しいよ」
「それはそうと、グレイフィアさんやミリキャス君は元気ですか?」
「ああ、それはもちろん、特にグレイフィアなんてついさっき私に容赦のない攻撃を食らわせたからね」
「………何をしたんですか?」
「いやー、リアスに会いたくなってつい職務をホッポリ出して会いに行こうとしたのが見つかってね」
このシスコン魔王!!と思わず突っ込みそうになったが流石に失礼なので胸の奥にしまっておくだけにした
「それで結局要件はなんなんですか?」
「おや?お見通しかい、さすがだね」
「なにか不味いことが在ったんですね?」
「実はグレモリーの領域に堕天使の下っ端が勝手に侵入してきていてね、相手の拠点は今リアス達が制圧しているところなのだがどうやら相手も援軍を呼んでいるみたいでね、そちらを君に相手して欲しいのだよ」
「わかりました、直ぐに向かいますので場所を」
「ああ、場所は――――だ、それとルドガー君リアス達にはまだ君の正体を明かさないでくれ」
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