第三話:俺の幸薄顔はステータス
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」
俺にサーゼクス様の妹の眷属にならないかと言った瞬間にグレイフィアさんがサーゼクス様を叱る
魔王と言えど奥さんには勝てないんだな……何だかこの世の真理を見た気がする
「確かにそうだが私はぜひともルドガー君を悪魔に引き込みたくてね」
俺を悪魔にしたい?なんでだ?
俺が疑問に思っているとそれを察したサーゼクス様が説明してくれた
「君はあの魔獣を倒したのだろう?あの魔獣は上級悪魔レベルの強さを持っている、ゆえにそれを倒した君はそれ以上だ、しかも満身創痍の状態でね、そんな有望株を悪魔陣営に引き入れたいのは当然だと思わないかい?」
ようするにヘッドハンティングというわけか何だかビズリーを思い出すな……
まあ、サーゼクス様の方がよっぽど信用できるけど
「まあ、それは学園生活を送る中で考えてくれたまえ、恩人に対して無理強いなどしたくはないからね」
そう言って爽やかな笑みを浮かべるサーゼクス様とその横で溜息をつくグレイフィアさん
……何だかグレイフィアさん苦労してそうだな
「ひとまず話しはここまでにしましょう、食事の用意が出来ていますのでそちらを食べてからにしましょう、ルドガー様は服を着替えてからお越しになってください、そとに出れば使いのものがおりますのでその者にご案内させますので、では一先ず私たちは失礼します」
そう言って優雅にお辞儀をして去っていく二人を見送り
俺は言われた通りに服を着替え部屋を出ようとしてはたと足を止める
「いや、やっぱ可笑しいだろ」そこで冒頭に戻る
取りあえず考えてもしょうがないので食事を食べに出ると案内された場所にミリキャス君もいた
「ルドガー様!!」
俺を見つけるなり笑顔でこちらに駆けてくるミリキャス君、正直かなり癒される
「ケガはなかったかい?ミリキャス君」
「はい!!ルドガー様が助けてくださいましたので!!」
「そうか、俺も頑張ったかいがあるよ」
そう言ってミリキャス君の頭をポンポンと叩いてあげる、そうするとさらに笑ってくれた
ああ……エルもこんな感じに笑ってたな、今も笑ってくれてることを祈ろう
「どうしたんですか、ルドガー様?」
ちょっと、感傷に浸っているとミリキャス君が心配そうに見つめてくる
「何でもないさ、ちょっと考え事をしてただけさ」
「そうですか……あの!!ルドガー様にお願いがあるのですが!!」
「何だい?」
「神器を見せていただきたいのですが……」
そう言ってもじもじとするミリキャス君
くっ…!!なんて破壊力だ!!あちらでサーゼクス様が鼻を抑えているのがいい証拠だ!!
「ああ!!」
もちろんOKだ!!剣や銃、ハンマーを創り出してミリキ
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