第一話:終わらぬ選択
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というか天使だの悪魔だのこの世界すごいな!!
ん?でもこの世界からしたら俺たちの世界も精霊がいるから十分すごいのか?
まあ、何はともあれこの世界がどういうものなのかは理解できた。
「オリジン、ありがとう大体分かったよ」
『お礼は別にいいよ、僕は君にこの世界で生きてもらいたいからね』
「本当に変わった精霊だなオリジンは」
『ふふふ、クロノスからもよく言われるよ―あ、言い忘れてたけど調整ミスでルドガー君の見た目十五歳位になってるから』
「は?」
慌てて見てみると確かに手は若干小さくなり心なしか肌の張りが良いように見える
『一生そのままってわけじゃないから安心して普通に成長していくから』
文句を言おうとしたがオリジンの言葉に胸を撫で下ろす
「ようするに十五歳に戻ったと思えばいいんだな?」
『そう思ってくれて構わないよ……そろそろこの世界に干渉するのも難しくなってきたから消える
よ、最後に何かあるかい?』
うーん、いろいろと聞きたいことはあるけどやっぱり一番はあのことだな
「みんなやエルは元気か?」
そう、みんなのことだ。
『ふふ、君はやっぱりお人よしだね自分ことより他人だもんね』
「そうだな、それが俺だな、それで?」
『うん、みんな君のことをしっかり乗り越えて前に進んでいるよ』
「そうか……」
みんながんばってるんだな……おれもこの世界で精いっぱい生きていこう!!
「ありがとうな!!オリジン」
『うん、それじゃあね、ルドガー君、君の人生に精霊の加護がありますように』
そう言い残してオリジンは俺の頭の中から消えて行った。
「さて、行くか」
俺はポケットの時計を取り出し祈るように額に当てる
そして今度は兄さんの時計を取り出し見守ってくれるように祈る
「兄さん……まだそっちには行けそうにないから見守っててくれ」
そしてこの世界での記念すべき一歩を踏み出す、そして気づく
「ここ……どこだ?」
オリジンに場所聞いとけば良かった
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