第三話
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先輩……いや、ソーナ・シトリー先輩を傷つければ二人が来ると思ってそうしたのか……。
いずれにしろ、あいつは本当に戦闘が好きという事が改めて認識させられたな……。
「まあ、とりあえず今日は家に泊まっていけよ」
「でもイッセー君に悪いよ?」
「問題はない。むしろお前に問題があるぞイリナ」
「何でっ!?私何か悪い事した!?」
こいつは自覚がないのだろうか?
「お前、また金欠になってもしらんぞ?」
「うっ……」
そう、このイリナ。昔っからなんだが教会に関係する何か影響を与えた人物の偽者の絵とかを高値で買おうとするからな。
「わかってくれるか、イッセー!?」
と、一心不乱にご飯を食べていたゼノヴィアがそう言って詰め寄ってくる。
この反応を見てわかった。ああ、こいつも被害者なんだな…と。
「イリナは組んで……こうなった事は多々あるんだ……私が何度言ってもイリナは引かないし……挙句の果てには一瞬の内に会計まで済ませてるしで……」
「大丈夫だ、ゼノヴィア……俺はそれを幼少期の頃に結構見ていた」
「こいつのこれは小さい頃からだったのか……」
呆れるゼノヴィア。そうだよな、呆れるしかないよな。
だからこそ、今日はこの家に泊めるんだ。
「という事になってしまったけど、皆異論とかあるか?」
「私は別にないわよ?むしろ家の中が賑やかになって楽しそうだし」
「私も別に問題はないわ」
なるほど、赤毛姉妹は別に問題はないと。
「私も問題はありませんわ」
「私もだな。イッセーの決めた事だ。異論はない」
リンスレットとエリスも文句はないと。
「私もね。そんなに心配する程でもなさそうだし」
フィリアも問題はない、と。
『私も問題はないわ。イッセーといれれば何も問題はないもの』
『私はイッセーの剣。イッセーの赴くままに』
レスティアとエストも大丈夫。
「満場一致でオッケーだとさ。それじゃちょっと待ってろ。ベッドメイクしてくるから」
俺はそう言って空いている部屋のベッドを綺麗にする為にその空いている部屋に向かう。
『相棒。よかったのか?』
部屋に向かっているとドライグが話しかけてきた。よかったって……
「何が?」
『相棒はもう充分に戦った。もう、戦わなくてもいいのではないか?』
こいつにはこういう所がある。俺は父親みたいに思っているけどな……でも、本当。お父さんみたいなんだよな、ドライグって。
『お、俺は純粋に相棒の事を心配してだな!』
「はは、ありがとうなドライグ……でも、いいよ。心配しなくても。仲間を守る為だったら……俺は命を張れる……じゃないと、レンにもアレイシアにも顔
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