第二十四話 天才
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今現在ルインがいるのはレプリロイド工学が盛んな研究所である。
再起動して間もないルインは親友に会いにリハビリを兼ねてここに来たのだ。
最初の大戦前から通っていたので、最早庭同然だ。
はてさて、親友の彼女はどこにいるのだろうか?
ふと、見慣れた金髪の女性がいた。
ルイン「エイリアーッ!!」
エイリア「え!?」
エイリアと呼ばれた女性はルインの姿を見ると同時にまるで亡霊を見るような目で自分を見つめる。
地味にショックだ。
エイリア「あ、あなた、シグマの反乱の時に殉職したって…」
ルイン「復活しました!!」
エヘンと胸を張るルインにエイリアは微笑みながら抱きしめる。
エイリア「よかったわ…私は唯一無二の親友を失うところだった…」
ルイン「ありがとう。それにしてもエイリアは全く変わらないね」
エイリア「レプリロイドが老けるわけないじゃない。それに定期メンテナンスをサボる誰かさんとは違います」
ルイン「ふぐっ!!言い返せないから悔しい…」
エイリア「いい加減、定期メンテナンスを受けなさい。そしてワクチンを飲めるようになりなさい。昔あなたに特製のオブラートを渡したじゃない」
ルイン「オブラートがあっても苦いのは嫌!!」
嫌々と首を振るルインにエイリアは苦笑を浮かべる。
どうやら彼女の味覚は死んでも治らないらしい。
「エイリア、前に渡した資料なんだが…」
落ち着いた声。
紫のアーマー。
切れ長の紫色の瞳。
そして最も特徴的なのは、白衣。
知的な雰囲気を漂わせる初めて見るレプリロイドにルインは首を傾げた。
エイリア「あら?ゲイトじゃない。どうしたの?」
ゲイト「ああ、前に渡した研究の資料を返して欲しくてね。それで彼女は?」
エイリア「彼女はルイン。イレギュラーハンターで第17番精鋭部隊に所属している特A級ハンターよ」
ルイン「あ、後、第17番精鋭部隊の副隊長をやってます」
ゲイト「特A級ハンターだって?あのエックスとゼロと同じか、女性型だというのに凄いな」
ルイン「ああ、思い出した。ゲイトってこの研究所きっての天才科学者だって聞いてるよ。」
ゲイト「天才科学者だなんて大袈裟だよ。まだまだ僕は未熟者さ。君の戦闘スタイルは?噂を聞けばエックスとゼロはバスターとセイバーだろ?」
ルイン「あ、エックスが使っていたセイバーは私が使っていた物なの。私の武器はZXコンポジットと言って、セイバーモードとバスターモードに切り換えて、遠近両方に対応出来る仕組みなの。どちらもチャージ可能なんだ」
ゲイト「へえ、このサイズでチャージ機能までついているのか…セイバーにチャージ機能を付加させることで更なる攻撃力の強化を図ったのか…」
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