第二十三話 再会
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かく早く直して下さい!!急いで急いで!!」
ライト「ルイン、エックスのことを頼むよ。私の息子を…」
ルイン「分かってますライト博士。さあ、行こうか」
[ミミミ?]
サイバーエルフを掌に収め、ルインの魂とサイバーエルフは光に包まれていく。
ライト「どうかあの子達に祝福あれ…」
ライト博士の祈りを聞きながらルインはあの世界に戻る。
しばらくは時間が掛かりそうだが…。
そして現実の世界ではエックスとゼロが今だに目を覚ます気配のないルインを見つめていた。
あの大戦で大破したゼロは2度目の大戦でカウンターハンターにより頭脳チップを持ち出され、カウンターハンターのサーゲスの手によって新たなボディを持って蘇った。
エックスの敵として蘇ったゼロは、新たなアーマーであるセカンドアーマーを纏ったエックスと戦い、激戦の末に正気を取り戻し、ゼロがメインコンピュータを、エックスが蘇ったシグマを破壊した。
そして3度目の大戦でもシグマは蘇り、ドッペルタウンのドップラー博士を利用していたが、潜在能力を解放したサードアーマーを身に纏い、ルインとゼロの武器を使い、シグマを下した。
ゼロは蘇ったのにルインはまだ目を覚まさない。
ボディは見た目は元通りだ。
中身は以前とは大分構造が変わっているらしいが。
エックス「ルイン…」
悲しげに呟くエックス。
ゼロ「いつまで眠ってやがる気なんだか…早く目を覚ませルイン…俺達も爺もお前に会いたがっているんだぞ」
そしてエックスとゼロに届く通信。
それを聞いてエックスとゼロは立ち上がる。
エックス「ごめんルイン。また来るから…」
ゼロ「大人しくしていろよ」
ゼロはポンと頭に手を置きながら言うが、ルインからの返事はない。
エックスとゼロは現場に向かうのだった。
しばらくして、ルインのメンテナンスベッドの隣に青い光が現れた。
ライト「わしが女神殿の力で現世にいられるのは僅かな間だけじゃ…ルイン、目覚めるのじゃ…」
ライト博士から放たれた光がルインを包み込み、内部の機構を変えていく。
すう、と感じる重力と、体の隅々まで染み渡る感覚。
外界の情報が津波のように押し寄せる。
自分は戻ってきた……。
かつて生きていた時は何事もなく見逃していたそれらも、今の自分には処理しきれないほどの量に感じられる。
視覚
聴覚
触覚
味覚
痛覚
全てがはっ
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