全力でやった。後悔しかしていない
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だ? お前は僕の婚約者で、他の男と話すのは認められていないだろう?」
いつぞやのオッサンの時のように、またハブられる俺。まぁいいんだけどね・・・・。
てか、この男爵とかいう男、これやってんのDVの一種だよな?
いや待てよ、この世界ではそーゆー男尊女卑なのか?
「なぁテッド、あの男のあの態度ってこの国じゃあ普通なのか?」
「そんな訳ないじゃないですか!! どう考えてもアレはDVですよ!!」
「デスヨネ〜・・・。」
何か、しょげてるネーナさんにメッチャ説教した後にビンタしてるし・・・。何か腹立つな・・・。
あ、こっち来た。俺じゃ無くてテッド見てるけど・・・。
「君、美しいな。名前はなんていうんだ?」
・・・・・・・は?
何か、さっきまで婚約者が他の男と話してただけで怒ってた奴が、その婚約者の目の前で他の女を口説いてるんだが・・・?
「え・・・、いや・・・・その・・・・・・。」
「良いじゃないか。よし、君は僕の妾にしてあげるよ。」
アレ、そろそろ怒っていいよな・・・?
「えっと、さっきの受付のお姉さんは・・・・・。」
「あぁ、彼女かい? あんな他の男と話すような女なんていらないさ。捨ててしまうよ。」
よし、殴ろう★
思うが早いか、俺は椅子から跳躍し、呆気にとられてる男の顔面に・・・。
「波紋ズームパンチ!!!」
「おごぉっ!!!?」
男は奇妙な声を上げて吹っ飛んだ。「おごぉっ」って・・・、ザマァ!!!
「だ、駄目ですよヨシュアさん!! フォードさんと戦った時の腕の傷が悪くなったらどうするんですか!?」
自分に集ったナンパ男を排除したのに、テッドは不満みたいだ、まぁ謝っとこう。
「あぁスマンスマン。次は手を使わないよ。」
「それでも喧嘩はするんですか!!?」
そんな若干漫才臭いやり取りをしてたら、さっきの男が戻って来た。丈夫ね〜・・・。
「き、貴様、何をする!! 僕はこの街の領主だぞ!?」
「あぁそうかい。だけど、俺からしたら関係ないねぇ・・・。」
さて、ちょっとくらい格好つけてもいいよね?
「アンタがどんなに偉かろうが、昨日此処に来たばかりの俺からしたらアンタは俺の大事なダチにナンパして、俺に良くしてくれたお嬢さんにビンタしたクソ野郎だ。だから、俺はお前を許さんよ!!」
そう言ってジョジョ立ち。
それはもう思いっきり、ポルナレフや承太郎のように勇ましく立った、全力で。
「・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
上から順に、男、ネーナさん、テッドだ。
畜生、こんなスベるんなら全力でやるんじゃなかった・・・・。
「ふんっ、格好つけるのは勝手だが、僕は霧を起こす特殊系統の魔法が使える! そしてその霧の中では僕の視界以外は遮られるんだ!
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