全力でやった。後悔しかしていない
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らせましょう。」
「そうですね。何かあってもA+ランクの冒険者ですし、よっぽどのことが無い限りは怪我すらしないでしょう。それでは、こちらがギルドカードになります。このカードでギルド内の銀行であるギルドバンクを利用出来る他、様々な特典がございます。」
そう言って渡されたカードを受け取る。
後で聞いた話だと、その他の特典として、ギルドの紋章が店先についてる店なら、ランクに応じて商品やサービスが割引になるらしい。1番低いDでも1割引きはされるらしいから、俺くらいだと半額かな?
「ただ、カードは1人1枚、失くしたら再発行は不可能で、再登録することになります。また、ギルドバンクのお金もその時点で全額ギルドに寄付することになります。お気を付け下さい。」
そりゃ怖い。
再発行で金取られるのも嫌だが、コッチの方が処置重いな・・・。
ま、失くさないから大丈夫だけど。
「それでは、カードをご確認ください。何か不備があれば申し付けて下さいね?」
そう言われてカードを見る。
上から2番目のランクだからか、テッドのカード(見せてもらったら黒色だった)と色が違って銀色だ。そこに、どうやって撮ったのか俺の顔写真が載ってあり、他にはランクとか名前とか身長とか、最初に記入してたのが入ってる。スキル欄は空白。まぁいいか。
「不備有りませんでした。」
「なら良かったです。それでは魔法適性の検査に入ります。カードの裏面にある白い部分に、自分の血を一滴垂らしてください。攻撃系統ならば赤、回復系統なら黄緑、強化系統なら青、適性が無ければ黒、それ以外の何か特殊な魔法に適性があるなら白のままです。」
何か気になるワードが出てきた。特殊って何じゃ?
そう思ってたら、俺の表情を読んだのかマニュアル通りの説明してるのか、女の人は説明してくれた。
「特殊な魔法と言うのは本当に千差万別で、召喚魔術や幻惑魔術もこれに入ります。中には、昨日言ったゴッドハンドの森羅万象を操る魔法のように、個人や特定の団体でなければ使えないような魔法もあります。」
「はぁ、成程〜・・・。」
そう相槌を打って血を垂らす。結果は・・・・・・・。
「黒、か・・・・。」
「ざ、残念でしたね・・・。まぁ、魔法が使えない人なんて結構いますから、気を落とさないでくださいね?」
そう言って励ましてくれるギルドの受付さん。優しいなぁ・・・。
と、その時。
「おいネーナ。何で男と話してるんだ?」
そう言って現れたのは、明らかに高価そうな服に身を包んだ男。杖も持ってるし、一応此処の冒険者で魔法使いとか言った感じかな?
兎に角、その男に声をかけられた受付の人(ネーナって名前らしい)は少し表情を暗くした。
「お、おはようございます、ナイン・R・ジェリア男爵・・・。」
「あぁおはよう。で、何で男と話してるん
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