第十七話 新たに築けたもの
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ットを支配していた魔物を倒したこと。ビスタ港から船に乗ってこの大陸まで来た事。カボチの村の問題を解決した事。勇者の情報をもとめ、サラボナまで来たことを。
「ふーん」
私の話が終わるとデボラは紅茶を一口飲んで、こう言った。
「ま、なかなか面白かったわ。少なくとも退屈しない程度には」
「あ、ありがとうございます、デボラさん」
私がそう言って頭を下げると、後ろからアベルの声が聞こえてきた。
「ミレイー。話終わったよ」
「あ、すみません。仲間が呼んでるんで。ではさようなら、デボラさん」
「デボラでいいわよ。敬語も使わなくていいわ」
「えっ」
いきなりどうしたの?
「あら?この私があんたを対等に見てあげたのよ。光栄に思いなさいよ。あんた何だか面白いし」
「わ、わかった。じゃあね。デボラ」
「戻ってきて話、また聞かせなさいよ」
「うん、わかった。話、また聞かせに来るね」
私たちはそう言って別れた。
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