人類最強の青年
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…太陽が眩しい…
初夏に入ったばかりといえ、暑い。
そんな気温の中。長袖の黒いコートに黒い長ズボンを履いている赤い瞳の黒髪のウルフカットの青年は、草むらで起きた。
名は、新月狂夜
この世界で紫が人類最強と称する程の実力者である。
青年は、この幻想郷で、一人暮らししている。
「…陽気に誘われて寝ちまったよ。」
「ふぁ~」と大きなあくびをした。
「なんか…おもしれぇことねぇかな…」
頭に腕を組み、寝っ転がった。
そして空を見上げると先ほどまで晴れていて暑かった太陽が、雲に覆われた。
そして雨が降ってきた。
「…」
狂夜は、身体を起こして、立った。
そして歩み出した。
雨は次第に強くなっていく。
狂夜は、もう一度空を見上げた。
そして言った。
「これは、異変…だと良いな…」
狂夜は、上空に手を上げた。
そして、冷たく小さな声で言った。
「…最強魔法炎球。」
そして手から炎の球が飛び出した。
炎の球は、上空に上がり雲まで到達すると、「バンッ」と言う音をたてて弾けた。
雨は止み、太陽が現れた。
少年は、「今のは火炎球ではない・・・炎球だ。」と、小さく言った。
その時携帯がレトロな音を出して鳴った。
狂夜は、ポケットから、携帯を開き見た。
それはメールだった。
差出人は、八雲紫。
用件は無し。
本文は『異変が起こったわよ♪』と言う、簡潔な短い文。
狂夜は、メールを見て笑った。
「今度の異変は、楽しい…かな?」
携帯を閉じて、再び歩み出した。
その顔は、子供のような無邪気な顔だった。
この物語は、 新月狂夜と言う青年の、もう一つの現実の話である。
腕は、両方ある。
妹も死んでいない。
明るい性格。
幻想郷生まれ。
しかし能力は、10個ある。
他の狂夜とは、違うだろう。
しかし、ちがくとも、この世界の狂夜は、まごうことなき狂夜なのだ。
もう一人の新月狂夜は、異変を探しに行った。
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