月光校庭のエクスカリバー
第41話
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」
匙の疑問に小猫が答えた。小猫は戦闘が始まってすぐ、二人に連絡を入れていた。
「フリード・セルゼン。バルパー・ガリレイ。反逆の徒として、神の名のもとに断罪してやる!」
「俺の前でその憎たらしい名を出すんじゃねーよ!クソビッチが!」
攻撃的なセリフを言うフリードだが、大して打ち合うこともせずバルパーの横に行く。
「逃げるぞ爺さん。コカビエルの旦那に報告しに行くぜ!」
「致し方あるまい」
フリードはバルパーの返事を聞くや否や、いつもの閃光弾を地面に叩き付けた。
「はい!さらば!」
辺りが閃光に包まれる。
祐斗とゼノヴィアは二人の居た場所に飛び込むがすでにそこには居ない。
「三度も同じ手を食うか」
俺は用意していたサングラスで閃光弾を防ぎ、再装填済みのアンコールを向けフリードに放つ。
「は!当たらねーよ!」
フリードは弾丸を難なく躱し、そのままバルパーと逃亡した。
「追うぞイリナ!」
「うん」
教会組はすぐさま二人を追い。
「僕も追わせてもらうよ!」
祐斗も併走するように後を追って行った。
「くそ!イッセー、俺は三人を追うから部長たちに報告してくれ!」
フリードは『コカビエルに報告する』と言った。なら当然向かうのはコカビエルの居るアジトの可能性が高い。そんなところに正面切って向かうのは虎穴どころか竜の巣穴に飛び込むようなものだ。危険すぎる。
アジトを突き止めて出直すのならまだしも、今の三人ならそのまま突入するだろう。
「あ、おい朔夜!木場!」
イッセーの返事を聞かず、俺は三人を追いかけた。
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