月光校庭のエクスカリバー
第41話
[1/6]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
人を惑わせ時には喰らう異形の存在
今では幻想の存在とされているけど
私は悪魔がいることを知っている
そして今から私は悪魔に殺される
死ぬ恐怖はあった
でも生きる望みはなかった
助かることを諦めていた
生きることを諦めていた
―――そんな私を貴方は助けてくれた
◇◆◇
エクスカリバーを破壊するために本格的に動き出して数日。成果は何もない。
神父狩りをしているようだから、神父の姿を真似て捜索をしているのだが、依然フリードは現れず、手がかりもない。
何か手を打ちたいところではあるが、部長たちに内緒で行動しているため打てる手が限られている。
いっそのこと部長たちを巻き込むか?
正直、そろそろ勘付かれる雰囲気があるし、打つ手を広げるためにも巻き込んでしまうのもありだ。
まぁ、その時はこっぴどく怒られそうではあるが。
「朔夜はともかく、イッセーまで難しい顔をしてるな」
「そりゃ、俺だって考えることはあるさ。たまにだが」
「あれか?リアス先輩と姫島先輩のおっぱい、どっちを揉むべきか悩んでるのか?」
松田と元浜が話しかけてきた。というか松田お前は何を言ってるんだ?
「そんなの毎日悩んでるって。ちなみに張りとタプタプ感は部長の勝ち。バランスの良さと輪の大きさは朱乃先輩の勝ちだ。否、どっちのおっぱいも素晴らしく甲乙つけ難しだ!」
「バカな事叫ぶな。馬鹿が」
イッセーも何を言っているんだ。そんなこと聞いてない。
「つーか、そんなことしてたら先輩たちの信者に殺されるぞ?」
「元浜・・・。おっぱいは命より重い」
「っ!!深いな。心に響くぜ」
バカどもが共感している。まぁ、この程度ならまだマシな方か。
「朔夜君。ちょっといいかな?」
俺が溜息をついているタイミングで教室の入口から祐斗が呼びかけてきた。
「いいぞ。・・・ちょっと行ってくる」
祐斗の元に行き、廊下を歩きながら話す。
「どうした?」
「こんなものが机に入っててね」
そういって祐斗は一枚の紙を見せてくる。
『夕方、町外れの廃屋では注意して下さい』
そう書かれていた。
「これは・・・!」
「正直、僕たちのやっていることに関係あるとは思えないけど念のため知らせておこうかと思ってね」
祐斗は悪戯の類だと思っているようだ。
「いや、これは手がかりになる」
「え?」
俺は財布に入れていたあの紙を祐斗に見せる。
「これは!」
「教会の二人が交渉に来た日の朝に俺の机の中に入っていた物だ」
「と言うことは一気に信憑性が上がったね」
「そうなんだが、今回は場所を指定してる。正直罠の可能性も否めない」
誘い込んで袋叩きなんてこともあり得る。
「打つ手もな
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ