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東方変形葉
変化と不変の入り乱れ
東方変形葉25話「宴(イベント)は終わらない」
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ードは、弾幕でも応用が利く。弾一発だけだが。
「いったあああっ!?なんなの、この弾は!?」
一応今のは近接攻撃としてみなされる。再びスキマに入って違うところから体をだすと、目の前に日傘があった。
「ふふ、やってくれたわね。仕返しよ。」

「元祖マスタースパーク」

急いで結界を張った。しかし、威力が強すぎるために少し攻撃を受けた。
だが、これも作戦のうち。ようやくかかってくれた、この罠に。
「なっ!?誘導されたっ!?」
そう、今発動中のスペカは誘導されては必ず当たってしまう。だが、そんな罠も光線で吹き飛ばすだろう。
だから、俺を囮に使った。わざと俺が出てくる場所がわかるように。さすがに光線を放った直後にすぐに光線を放つには無理がある。あんなとんでもない威力の光線ならなおさらのはずだ。
「・・・っ!!ふふふふふふふふ」
少しびくっとした。なにせ、不気味な笑いを浮かべて笑い出したのだから。
「こんなに楽しませてくれる人間は初めてよ!はああああっ!」
と、あっちこっちに光線を放って弾幕を消しにきた。・・・さっきより威力がかなり落ちているとはいえ、まさか光線をもう撃てるなんて思っていなかった。
「いてっ!?」
一発当たった。今の光線は近接だが、痛い。あんなに威力が落ちているはずなのにどうしてこの光線はこんなに痛いのだろう。すぐに体勢を立て直す。
「芝居は終盤だ。幻想的な人形芝居を楽しめ!」
と、スキマからきらちゃんとほたるちゃんが飛び出した。びゅんびゅん飛び回り、弾幕を放ちまくる。
大きい弾幕はどんどん散っていき、最終的に小さな弾幕となる。はかない幻のように。
「くっ!?か、体が重く・・・!」
さすがにあれだけ光線を放ったらそうなるだろう。それに、時間をかけて少し仕掛けておいた“重力の変化”の結界の効果もある。制限があってかなり疲れるからそれ以上強くするわけにもいかず、肩が重く感じる程度の重力だ。
「ふふ、人間に倒されるのは久しぶりね。」
そういって、弾幕の海に包まれた。



疲れた。さすがは幻想郷トップクラス、おかげで体のところどころが痛い。うまくいったからよかったが、失敗したらどうなっていたことやら。どうやら脱落条件を満たすと気絶するようになっているようだ。おそらく主催である紫の術だろう。
「2人とも、お疲れ様。」
「やったね!どんどん倒して行こう!」
「たおそ〜う!」
人形たちの気合も高まっている。・・・あれ?あんなところに屋台が。
「ヤツメウナギあるよ〜、今はタダよ〜」
「・・・ミスティアさん、何をしてらっしゃるので?」
夜雀のミスティア・ローレライがウナギを焼いていた。
「いや〜、私脱落しちゃったのよ。巫女にやられてね。で、どうせだからウナギを配ってこいって言われたの。」
・・・つ
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