第9話 ラスト VS プーシャ&ルーガス
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無理だ・・・これだけ大きい魔風壁を解くDBはない・・・」
ラストは歯を噛みしめながら魔風壁へ視線を移す
(せめて・・・“あの剣”が完成していれば・・・)
ナツは魔風壁を突破しようと体ごとぶつけていた。
「ナツ!?」
「ちょっと待ちなさいよ!バラバラになっちゃうわよ!!」
「くそ・・・どうすればいいんだ・・・!」
「やめなさいって!!」
ルーシィは魔風壁にぶつかるナツを無理やり引きはがした。
「くそ・・・!!」
ふとナツは何かに気付き、ルーシィの方を見た。
「な、何よ?」
「あーーっ!!そうだ星霊!!」
「え、星霊?」
「エバルーの屋敷で星霊界を通って場所を移動できただろ?」
「普通は人間が入っちゃうと死んじゃうんだけど・・・息ができなくて」
星霊は星霊魔導士がいる場所でしか開けず、星霊界を通る場合なら駅の外にもう一人星霊魔導士が必要・・・だと説明してもナツは理解できていない。
「ややこしぃな、いいから早くやれよ」
「できないって言ってるでしょ!?もう一つ言えば人間が星霊界に入ること自体が重大な契約違反!あの時はエバルーの鍵だからよかったけど・・・」
「いや、意味わかんねぇ」
「少しは頭を働かせろナツ」
「エバルー・・・鍵?」
ハッピーは何かを思い出し
「ああぁぁぁぁぁぁ!!!」
大きく叫んだ
「ルーシィ思い出したよ!
「な、何が?」
「来るとき言ってたことだよ!」
「ああ、あたしが変とか、変とかってあれ?」
ハッピーは袋から何かを取り出した。
それは、金色の鍵
「これ!」
「それ、バルゴの鍵!?」
「何でハッピーがそれを!?」
ルーシィはハッピーの口を掴んで叱る
「ダメじゃない勝手に持ってきちゃ!」
「違うよ〜!バルゴ本人がルーシィへって!」
「ええ!?」
「ったく、こんな時に下らねぇ話してんじゃねーよ」
「バルゴ?・・・ああ、あのメイドゴリラ!」
「エバルーが逮捕されたから契約が解除されたんだって。そして今度はルーシィと契約したいってオイラん家尋ねてきたんだ。」
「はぁ・・・あれが来たわけね・・・」
あのメイドゴリラが来たのかとブルーになるルーシィだった
「嬉しい申し出だけど今はそれどころじゃないでしょ?今は脱出方法を考えないと!」
「でも」
「うるさい!猫はニャーニャー言ってなさい!」
と、恐ろしい表情でハッピーの頬を引っ張る。
「こいつも時々怖いな」
「意外と強ぇんだぜ?ラストは弱ぇけど」
「どういう意味だナツ!?」
聞き捨てならないことを言われラストはツッ
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