暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos30銀薔薇騎士隊ズィルバーン・ローゼ〜PALADIN〜
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場から去ろうとしたから「待ってください!」呼び止める。ここで引くわけにはいかない。なんとしても許可を取ってやる。
「わたしは聖王教会を蔑ろにしてるつもりはありません! でも、わたしだってまだ子供です! 友達と一緒に居たいって思って何が悪いんですか!」
「そうは言っていない。友人は大切だ、その関係は大事になさい。しかし、それとは話が別だ。我が儘を通して入った管理局。世界を見て回りたいからと執務官補佐となり、ハラオウンさんに無理を言って艦船アースラに乗せてもらったこと、忘れたのか?」
そこを突かれるのはやっぱり痛い。わたしが言い淀んだところで、「私たちからもお願いします!」なのは達が頭を下げて父様に願い出た。それでも父様は「申し訳ないが、承諾できない。イリス。これからもしっかりと執務官補佐として頑張りなさい」なのは達が一緒にお願いしても頑なに拒否ってくる。
「本当は父様にもちゃんと認めてほしかったけど、もういいです。母様に――」
「イリス!」
フライハイト家は男性より女性の方が偉い。母様なら私のお願いを聴いてくれる。そうしたら父様も聴かざるを得なくなる。本当はこんな形で叶えたくないけど、わたしはどうしてもなのは達と一緒に学んで、成長して行きたいんだ。
「・・・騎士アルテルミナス。お時間はまだよろしいか?」
「え、はい・・・、本日はもう終業していますし、明日はお休みですから」
父様がルミナにそんなことを訊いた。一体何をするつもりなのかと思えば、「騎士アルテルミナスに勝てば、お前の願いを受けよう。負ければ、諦めなさい」なんて馬鹿馬鹿しいにも程がある提案をしてきた。
「か、勝てるわけがないじゃないですか! ルミナはパラディンですよ!」
「父である私が聴かないからと言ってすぐに
母親
(
マリアンネ
)
に頼ろうとする、その根性を叩き直す。騎士アルテルミナス。一切の手加減無用で願いたい」
「・・・了解しました。ごめんね、イリス。そういうわけだからさ」
「ルミナ・・・!」
友達ならわたしの味方になるのが人情ってものじゃないの!? そう叫びたいのを耐えて(本心が言えないの辛すぎ)、「せ、せめて誰か手伝いを、二対一なら、たぶん・・!」パートナーを付けさせてほしいと父様に頼み込む。さすがにルミナを相手に一対一なんて無謀が過ぎる。でも、ルシルと一緒ならきっと・・・。
「騎士アルテルミナス」
「私はそれで構いませんけど。『その方がイリスを勝たせ易くなるかもだしね♪』」
思念通話で八百長してくれるらしいことを伝えてきてくれたルミナはやっぱり、『ありがとう、ルミナ』わたしの味方だった。
「シャルちゃん。私たち、いつでも戦えるよ・・・?」
なのはが待機形態の“レイジングハート”を取り
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