暁 〜小説投稿サイト〜
東方変形葉
変化と不変の入り乱れ
東方変形葉24話「待てば月は昇る」
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か、60パーセントも制限されては結構つらいな。やっと開いたスキマに入り、人里へと向かう。



人里では、多くの見物客がいた。・・・なんか賭け事の準備をしているところもあるな。そんなことを考えていると、紅魔館の門番、紅美鈴が現れた。
「あれ、裕海さん。悪いですけど、ここで倒させてもらいます!」
そういって中国拳法の構えをした。俺は武術に一切触れてないからわからない。美鈴が大きく踏み込み、突きを繰り出した。驚いた俺はとっさにかわす。とそこへ、鋭い突きが入ろうとしている。読んではいたが、それでも対処がしづらい。単純な攻撃の妖夢とは桁違いの攻撃だ。
「ははっ、これをかわされましたか。ではこれなら―――」
「悪いけど、すぐに勝負は決めさせてもらうよ。『幻術〜電光石火の鳥〜』」
俺の周りを数個の弾幕が回り、そして俺の意思ですごい勢いで飛んでいく。威力こそは弱いが、回避が難しい。
「くっ、ならば!」
どんっと足を地面にたたきつける。すると、少し大地が揺れた。なんて威力だ、衝撃波で弾幕が一瞬だけ止まり、その隙を逃さず素早く回り込んだ。この人、できる。そして突きを繰り出してきた。ならばこちらも負けない。
「『威力の変化〜鬼〜』」
こちらも拳を出す。そして拳がぶつかり合った。しかし、俺の突きは鬼のように重い。
「・・・!!!」
驚いて飛び上がり、後ずさりして俺と距離を置く。
「さあ、まだ宴は終わらない!」

天変「エクリッスィソラーレ」

赤い弾幕が美鈴を取り囲む。そしてそれを補助するかのように、あるいは敬遠しているように、白い弾幕が放たれる。これも体力をそんなに使わない。
「ま、まだまだ終われません!」

華符「芳華絢爛」

日食もどきの弾幕はどんどん打ち消されていく。と、一瞬の隙を突かれた。

華符「破山砲」

「ぐっ!?」
輝く光とともに上段突きをもらってしまった。痛い。痛すぎる。急いで距離を取り、体勢を立て直す。そして、スペルカードを取り出す。

結界「時間の変化 〜spellcard version〜」

時間をちょこちょこ止め、弾幕を時間が止まるたびに配置されていく。
「なっ!?咲夜さんと同じ能力!?」
おっと、この人には俺の能力は伝えてなかったか。伝えたところでどうということはないんだけど。
「ちがうね、俺は“変化”を操るのさ。」
「へ、変化!?そうか、今のは時間の変化いたあっ!」
おや、気を散らしてしまって1発被弾したみたいだな。体勢が崩れた今がチャンス!
「『蛍石人形の舞』!いけ、ほたるちゃん!」
「あいあいさー!」
ほたるちゃんもハートを描きながら相手に攻撃に行く。ただ、きらちゃんとは違うのは色だ。きらちゃんは眩しく輝いた白、そしてほたるちゃんは緑色、つまり蛍色。
「いた
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