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東方夢想録
博麗神社 編
博麗霊夢ルート
第26話 オレと俺(鉛筆とナイフ)
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に!!」

楓はナイフを下げ、俺から離れた

「昔のお前は、いや本性のお前は、人を殺すことしか考えないようなバカなのか?」

楓「そうだよ、僕にはそれしかなかった」

それを聞いた俺は何を思ったか、ニコッと笑みを浮かべて

「バカ言え、それは嘘だ。本性がどうとかはどうでもいいんだ。だって元に楓は俺をここまで導いてくれたんだろう? 優しくなれたのだろう?ニコニコできたのだろう? 明るくなれたのだろう? どうだ、違うか?」

楓「なんでだよ...なんでだよ!!」

「なんでだよって、楓が元々優しい心の持ち主だったからだよ、幽々子だって、殺せなかったんだろう? 俺が止めたのかもしれないけど、それ以前に殺そうとしたのを萎えたのだろう? 違うか?」

楓はつい先ほどまでの睨み顏が徐々に治り、眼も目に治って行く

楓「あんたさぁ」

「なんだ?」

楓は優しい何時もの笑顔で

楓「ホント、憎いよな」

楓はナイフを投げ捨て、メモ帳、鉛筆を手に取り何時ものように、"本性"の楓に戻った


楓「さて、今、幾斗さんがしなければ行けないことをお話ししましょうかっ!」


まだわからないが、あの楓は消えたのだろう

昔の俺が言った言葉を思い出して言ってみたのは効果的だった見たいだ
俺は一体何者だったんだか

兎に角
今は俺が置かれている状況を理解しなければいけないな
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