第十九話 形見
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
り返してきた行為がゼロには無駄な行為にしか見えなかった。
自分が大切に思ってきた後輩を目の前で失うまでは…。
この時ゼロは初めて思い知らされた。
墓標とは死者のために建てられる物ではない。
大切な者を失い、その者の面影を求める者が傷ついた心を癒すための拠り所として存在する物が墓標と呼ばれる物なのだ。
もし、シグマを倒せて。
もし、彼女が助かろうが、なかろうが、自分は彼女の死顔を一生忘れることはないだろうとゼロは思った。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ