第十八話 Sigma Palace
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を……犬死にしやがって」
ゼロ「何だと…!!」
エックス「ルインが命を賭けたというのに…それを!!」
VAVA「何度でも言ってやる。そいつはただの犬死にだ」
その一言はエックスを激怒させるには充分すぎた。
エックス「VAVA…お前だけは許さない!!」
ヘッドパーツのクリスタルが光り輝き、蒼い光りを身に纏うエックス。
バスターの内部で何か外れたような気がした。
フルチャージ。
バスターをVAVAに向ける。
エックス「スパイラルチャージ…………いや、スパイラルクラッシュバスターーーーーーッ!!!!!!」
今までのスパイラルチャージショットとは桁違いの出力。
それはエックスの背後にも衝撃波を発生させる程だ。
VAVA「くっ!!」
凄まじいエネルギーに戦慄したVAVAは跳躍してかわす。
スパイラルクラッシュバスターはシグマパレスの壁をぶち抜いた。
その威力はゼロですら絶句するほどだ。
VAVA「……これがお前の真の力というわけか…」
かつてのシグマの言葉に、感じ取るものがあった。
なるほど、確かに違う。
VAVAの知る今までのエックスは、ただの悩んでばかりの甘ちゃんハンターだった。
特A級ハンタークラスの実力を秘めながら、持てる力を使おうとしない戦士の風上にも置けぬような腑抜けだった。
見定めなければ、今のエックスの力がどれ程のものかを。
VAVA「お前の真の力を見せてみろエックス!!」
拳を握り締め、一気にエックスに肉薄するVAVA。
VAVAの兵装で最強の攻撃力を誇るロケットパンチ・ゴールデンライト。
その一撃がエックスに向けて繰り出された。
エックスはそれをエネルギーを収束させた左の拳で打ち砕く。
VAVA「チッ!!」
肩部のキャノン砲からネクロバーストを繰り出そうとするが、それよりも早くエックスが動き、キャノン砲を握り潰す。
そしてVAVAへと向けられるバスター。
エックス「終わりだVAVA!!スパイラルクラッシュバスターーーーーッ!!!!!!」
秘められた力を解き放ったエックスから放たれたスパイラルクラッシュバスターの砲撃はVAVAを飲み込み、シグマパレスの頑丈な壁を幾重にも貫き、紅い閃光が海を引き裂いた。
あれだけの砲撃を受けて生きているレプリロイドなど存在しない。
こうして圧倒的な力でエックス達を苦しめたVAVAは死んだのだ。
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