ターン9 ノース校と選ばれし戦士(中)
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魔法、マシン・デベロッパーも発動」
1枚ずつ、ゆっくりと戦線を整えていく翔。去年の今頃に比べれば、自分だって進歩している。本当ならこんな奴じゃなくて、十代にそれを見せたかった。そう思いながらも、デュエルの手は休めない。
「そして、ジャイロイドを守備表示で召喚。マシン・デペロッパーは機械族の攻撃力を上げる効果があるけど、守備力には影響しない。カードをセットして、これでターンエンドっス」
ジャイロイド 守1000
様子見ということで、ある程度の守りを固める。決して天狗にならないようにと自分に言い聞かせながら、ちらりと酒田の様子をうかがった。
「俺のターン。手札から魔法カード、オノマト連携を発動!」
「オノマト……連携?」
聞き覚えのない単語に首を傾げる翔。彼の記憶が確かならば、酒田のデッキは最上級モンスターだらけの一歩間違えれば手札事故まっしぐらな圧倒的な重さを誇るものだったはずだが。その反応が期待通りのものだったらしく、またまたにやりと酒田が笑う。
「俺は去年、あの河風とかいう女に負けた。それで1つ賢くなったのさ。最初から馬鹿でかい攻撃力の超大型モンスターを1体出すよりも、多少総攻撃力を下げてでも戦線を分厚くした方がリスクが少ないってことをな。オノマト連携の続きだ、手札を1枚捨てることでデッキからズババ、ガガガ、ゴゴゴ、ドドドのモンスターから1種類ずつ2枚までサーチができる。俺が手札に加えるのは、ドドドバスターとゴゴゴジャイアント。そしてドドドバスターは自分の場にモンスターがいない時、手札から自分のレベルを4にして特殊召喚できる!」
ドドドバスター 攻1900 ☆6→4
「だ、だけどジャイロイドは1ターンに1回戦闘破壊されない効果がある!これでなんとか」
「ならないんだな、それが!自分フィールドの戦士族モンスター1体をリリースすることで、手札のターレット・ウォリアー特殊召喚!そしてターレット・ウォリアーをこの効果で特殊召喚した時、リリースした戦士族の攻撃力ぶん自身の攻撃力をアップさせる」
両肩に小さな砲台を備え付けたまさに動く城壁のような戦士が、ドドドバスターの構えていた大型ハンマーを受け継いでぐっと握りしめる。
ターレット・ウォリアー 攻1200→3100
「驚くのはこれからだぜ!まだ残ってる召喚権を使ってゴゴゴジャイアントを通常召喚、そのまま効果発動!召喚に成功したこのカードを守備表示にすることで、墓地のゴゴゴモンスター1体を守備表示で特殊召喚できる………甦れ、ゴゴゴゴラム!さらにゴゴゴゴラムが特殊召喚された時、その表示形式は変更されるぜ。ゴラム、攻撃表示に変更だ!」
ゴゴゴジャイアント 攻2000→守0
ゴゴゴゴラム 守0→攻230
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