第九話
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れるじゃないか。今は、国連事務総長直轄部隊に格下げになっている、俺に対する嫌がらせか!これは、ハマーン・カーン事務総長に相談する必要があるな。最悪の事態も考えてをく必要があるな。其から幾つかの打ち合わせをして、お開きになった。
悠斗sideout
唯依side
私は不動准将との打ち合わせを終えて、厚木基地にて用意された部屋で休んでいた。八年振りに再開した彼は、八年間と言う時間を感じさせないくらい昔の様に接してくれた。彼はこの八年で大きく成長し、並々ならぬ実力で若くして国連軍准将と言う立場まで上がった。対して私は、斯衛軍中尉止まりだ。比べる必要もないくらい、差がある。家の身分は同じ山吹でありながら此処まで差がついてしまった。幾ら幼なじみでも、軍と言う組織の中に入ってしまえば、階級がものを言う社会だ。本来なら、任務中であればあれほど馴れ馴れしく話してはいけない。でも、悠君は違った。幾ら階級が上でも身内だけになったら昔の様に名前で呼んでくれた。しかも、綺麗だと言ってくれたのだ。
「悠君」
彼の名前を呼ぶたびに、心の奥の方が暖かくなる。目を閉じると、彼の笑顔が浮かぶ。笑っていた顔は凄く魅力的だった。彼が日本に居られるのは、二週間程だ。出来ることなら、もう少しお話出来ると言う良いな。等と考えている内に私の意識は、闇へと落ちていった。
唯依sideout
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