第九話
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ァーと顔が赤くなるなり、俯いてしまった。なんか変な事を言ったか?
「フハハハ!相変わらず、自覚がないようだな?」
「巌谷さん。何の話ですか?」
「本当に気がつかないのは、ズジ金いや鋼入りの様だね」
やれやれと、言った感じの表情をする巌谷中佐。なにが鋼入りなんだ?
「そ、そうだ!悠君は、どれくらいの間、日本に居られるの?」
いきなり復活した、篁中尉が尋ねてきた。
「俺かい?そうだな、MSXの教導に来たとは言え、そんなに長くは日本に居ないな。精々二週間位かな?」
あんまり長くは日本に居られないよな。秘密基地に戻って、来るべきBETAの日本進行に備えたいし。俺が社長の民間の会社が有るしそこに、MSXの流通事業だけでなく、一般的な物にも事業展開していきたいんだよな。幾ら表向きには、メビウスが開発と製造しているとはいえ、輸送や販売は民間の会社にやらせているのさ。軍が民需を潰してはいけない。だからわざわざ、民間の会社を設立したんだからな。ちなみに、従業員は全員創造の力で呼んだ、ジオン公国の諜報員達(ギレンの野望より)だから、凄い優秀だよ。あの広い地球連邦の基地や作戦やらを全部調べてくる位だから、この世界のありとあらゆる情報が、入ってくる。彼等の強みは、民間人の振りをして調べるから、民需の状態を調べるなんて訳がないのさ。
「そうですか。では、その間で暇な日はありますか?」
「うん?まだ、分からないけど唯依ちゃんからのお誘いなら必ず行くから大丈夫だよ」
此処で仲良くなっておけば、アラスカ行ってからも唯依ちゃん一人で、孤立する事はないだろう。ユウヤ・ブリッジスは、日本嫌いで最初の頃は、激しくぶつかるだろうし、大変な事になるだろうから、俺がクッションがわりになれると良いんだけどな。
「そうなの。ありがとう。出来たら一緒にお墓前りに行って欲しいと思ってね。悠君の事を両親に報告したいから」
そう言えば、篁中尉の両親は既に鬼籍に入ってるんだったな。忘れていたぜ。
「分かった。時間を調節しておくよ」
「うん。よろしくね」
ハニカミながらの笑顔をくれた篁中尉。正直めっちゃくちゃ可愛いです。だから、ついつい頭を撫でてしまいました。
「やっぱり、唯依ちゃんは笑顔が似合うよ。真面目な顔も凛々しいけど、笑顔は凄く綺麗だからね」
やっぱり、篁中尉の笑顔は最高です。やっぱり、ユウヤ・ブリッジスには、勿体無いよな。まあ、唯依ちゃんの心を掴めるかは、彼しだいなんだけどね。そんな事を考えながら篁中尉の頭を撫でる。顔が真っ赤なトマトみたいになっていた。
「ゆ、悠君!?う、嬉しいんだけど、は、恥ずかしいから出来れば止めてくれると助かるのだけれど」
そう言われて、手を離す「あ!」と言う声が聞こ
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