第八話
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准将」
なにやら、物凄くいい笑顔で怒っていらしゃるイルマ中尉が現れました。俺なんかしたか?ともかく殺気が半端じゃなかった。真面目に戦場にいるきがしたよ。
「どうしたんだい?イルマ中尉?そんなに怒っちゃってさ?悠斗准将に髪の毛を拭いてもらってるのが羨ましいかい?」
何故か、挑発気味に言うシーマ中佐。
「なんだ?イルマ中尉は、頭を撫でて欲しいのか?」
「あ!」
イルマ中尉の頭の上に右手を乗せゆっくりと、頭を撫でてあげる。すると、先程までの殺気は消えトロンとした表情になり気持ちよさそう目を閉じている。暫く撫でてから手を離したら、少し寂しげな表情になった。
「シーマ中佐の髪も拭き終わったから、のんびりコーヒーブレイクしますか」
「そうですね。ゆっくり休みますか」
俺達は、来客用のソファーに腰掛けコーヒーをのんだ。ブラックコーヒー特有の苦味が口に広がり心地よい感じになった。
「そういや、二人とも何の仕事していたんだい?」
俺の目の前に座り足を組んでいるシーマ中佐。右側にイルマ中尉が座っている。
「うん?ああ、MSXの教導を行う為の書類をまとめていたんだよ」
「ああ、戦闘機の新型OSの教導かい。どの国に行くんだい?」
「まあ、公表してから3週間たったからそろそろ慣れてきたやつらもいるだろうから、俺は帝国に教導しに行くんだ。他にも何人か連れて行くし、他の前線国家にも派遣する人選はきまったよ。まあ、アメリカには当分の間売るつもりはないから除外して、いいんだけどね」
まあ、あの国に売るのは一番最後まで絶対に無いけどね。
「そうかい。ならいいんだけどね。まあ、アメリカには売る必要なんかないよ。あんな汚い連中なんかに、売るのはもったいないよ」
「まあ、そうなんだけどね。まあ、今はアメリカに売ることよりも教導する事で戦力アップに勤めるのが仕事だからな」
二人とも頷いていた。このあとは、他愛もない話をしながらコーヒーを楽しんだ。
悠斗sideout
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