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MUVLUVにチート転生者あらわる!?
第八話
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振られたCIA長官は、困惑していた。彼自身全くこのようなOSを開発しているなんて話は、1度も聞いた事はなかったからだ。

「将軍、失礼ですが我々CIAはこのような情報を、全く掴んでおりませんでした。掴んでいれば、早期に工作するなり、破壊するなどの対策を取っております。かなり情報を絞っていたのでしょう。今回ばかりは我々の負けです」

「冷静になっている場合か!そもそも」

「いい加減にしないか!我々が、言い争っている場合か!今は、この新型OSに対する対策会議をしているのだ。良い案を考えるのが先決だ」

大統領の一声で、場が鎮まる。彼等は此から夜通しで対策会議をする事になった。



アメリカsideout



欧州連合side



各国の代表が席につき、モニターに映しだされる映像に見とれていた。次々と殺されていくBETA達。彼等の前に立ちはだかるのは、一機の戦術機だけだ。映像が終了し、モニターに何も映らなくなってから、各国の代表は重い口を開けた。

「以上が光州作戦の時に撮られた映像だが、正直化け物以外の何者でもない」

西ドイツ代表から発せられる言葉に各国の代表達も声を上げる。

「確かに。かの機体程の優秀な戦術機は見たことがない。
我々が新たに開発中の新型戦術機に技術提供を頼みたい位だ」

イギリス代表からも声が上がる。現在欧州ではイギリスが実質的な開発国となって、EF−2,000の先行量産型が試験部隊に引き渡しされたばかりであった。

「それも去ることながら、この新型OSはまさに世紀の大発明だぞ!BETA戦争が始まって以来の快挙だぞ!」

「そうですな。イタリア代表の言われる通り、現行のOSを遥かに凌駕するMSXOS。このOSが全軍に行き渡れば、欧州奪還とて夢ではありませんぞ」

「そうですな。しかし、この新型戦術機と新型OSを開発したのは誰なのですか?」

フランス代表から発せられた一声が、会場のざわめきを呼ぶ。


「確かに。これらは誰が開発したのですか?」

西ドイツ代表も、これ等を開発した人間を知らなかった。必然的にイギリス代表に視線が集まる。会議を召集したのは、イギリスであり西ドイツはあくまで司会役に過ぎないからだ。

「まさかですが、第5計画の連中ではありませんよね?」

「大丈夫だ。此を開発したのは、リボンつきの死神だ」

「な!あのアラビア半島撤退作戦の英雄!不動悠斗大佐ですか!」


会場が再び騒がしくなる。こと、欧州戦線で彼を知らない者はいない。アラビア半島撤退作戦。スエズ運河防衛戦等で、輝かしい戦果を上げ欧州連合の戦力低下を阻止した英雄だからだ。

「彼は今、准将に昇進したよ。彼が作ったこのOSを、我々が有効活用しなければな
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