第七話
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「あんた何時のまに来ていたんだい?」
「お二人の会話の冒頭の辺りから居ましたよ」
全く気づかなかったよ。どんな隠密のスキルが、ついているんですか!
「イルマ中尉は、初めてMSに乗ったのだろ?手応えはいかがですか?」
「はい、ハッキリ言ってMSは非常に凄かったです。特にOSは、今までの考えてを覆す画期的なOSだと思いました。これが、世界中に広まれば死の8分は、完全に死語になると思います」
「そう言って貰えれば、有難いですね。まあ、当分は我々だけしか使えないでしょうけどね」
コップに注がれている、緑茶を飲む。お茶の味が口一杯に広がる。食後のリラックスは、大事だかね。そうこうしてるうちに二人も食べ終わる。俺は三人分のトレーを片付け席に戻ると、なにやら和気あいあいな雰囲気で二人が話していた。
「なんか、打ち解けたみたいだけど、何かあったのかい?」
「いえ、何もありませんよ。ね、シーマ中佐?」
「そうだよ、大した事じゃあ無いよ」
「??まあ、仲が良いのは良いことだよ」
二人が仲良くなること事態は別に問題にならないが、何故だろ背中にイヤな感じがするのは?ニュータイプの勘が気をつけろと、言っているんだろうか?まあ、いいや。
「では、俺は失礼するよ」
「あら、大佐もう戻られるのですか?」
「なんだい、もう戻るのかい?」
「ええ、明日の会議の打ち合わせを、デラーズ中将としてこようと思いますんで」
明日の会議は我々の此れからの動きに関してだから、打ち合わせが大切だ。それに、国連事務総長にも連絡を取りたい。誰か確認する意味あいも込めて、連絡を取る必要があるからな。
「そうですか。なら、仕方ありませんよね。すいません。引き留めてしまい」
「いや、良いさ。気にする必要はないよ。これは、俺の仕事なんだから」
「そいつは、失礼したね。じゃあ頑張って来なよ」
「ええ、それでは失礼するよ」
俺は立ち上がり席を元に戻してから、PXを後にした。
悠斗sideout
イルマside
不動大佐が席を去ってから私は、シーマ中佐とお話をしていた。
「不動大佐は忙しい方ですね」
「そりゃ、そうだよ。私と同じ左官だけど、私は部隊の訓練がメインの仕事さ。それに引き換え、悠斗はパイロットに技術者、それに加えて生産ラインの管理者もやっているんだから忙しいさ」
確かに必要な場合には居るんですが、そうでない時は技術者としての研究をされているのでしょう。この基地で一番忙しいのかもしれません。
「うーん。どうしたら、お近好きに馴れるのでしょうか?」
「イルマも諦めないのかね。私が悠斗の恋人になる予定なのに」
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