第七話
[1/6]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
悠斗side
俺は今、PX(POstExchange)に来ている。晩飯を食べに来たのだが、丁度夕食の時間に重なってしまい無茶苦茶混んでいる。なんだか前世で卒業した、高校の昼休みの光景と同じだ。まあ、俺の卒業した学校がマンモス高校だった事が要因なんだけどな。取り敢えず列に並び順番を待つことにした。
「何食おうかな?」
取り敢えず、壁に書かれているメニューを見る。 沢山のメニューが書かれていた。
「メニューが、沢山あるな。和、洋、中華、何でもあるな」
我が基地には、贅沢な事に世界中の料理が食べられるのだ。しかも、素材は全て天然物だ。まあ、あのプラントから生産されているんだけどね。まあ、前線国家だと合成食品が基本だから、それに比べたら遥かに恵まれているからな。光州作戦の時に食べた軍用レーションはクソ不味かったな。なぜあんなクソ不味い物なんか、食わなきゃならんのだ!なら、カロリーメ○トにしろよ!俺達の機体には、カロリーメ○トを非常食にしてあるぞ。あれが、一番上手い。やっぱりチョコレート味が良いよな。ベジタブル味?あれは、苦手だからあんまり好きじゃない。まあ、軍用レーションに比べたらまだましだけどね。そんなこと考えていたら、俺の番がきた。
「注文は?」
「焼肉定食」
オーダーを受けた人が下がる。一、二分待つとトレーに乗せられた、焼肉定食が出された。
「焼肉定食お待ち」
「ありがとう」
そう言って、トレーを受けとる。空いている席を探すと、丁度窓際の席が空いているので、そこに座って食べる事にした。
「いただきます」
箸を持ちのんびりと、食事を始める。ご飯にワカメの味噌汁、焼肉に千切りキャベツにポテトサラダにお新香が、焼肉定食の内訳だ。それらを、のんびりと、食べていると前に誰かが座った。
「相席失礼するよ」
「どうぞ。シーマ中佐」
そう、目の前にシーマ・ガラハウ中佐が、スープスパゲッティのサラダセットを持って来ていた。
「不動大佐は、今日はなにしていたんだい?」
「俺ですか?プラントに籠りきりですよ。シーマ中佐は訓練ですか?」
「ああ、私の所の腑抜けどもに、渇を入れてやったよ。そう言えば、あたしらがシミュレーター訓練してる時に、新しくきた金髪の中尉がガトーを捕まえて訓練してたね」
「おや、テスレフ中尉がですか?なら、相手が悪かったですね。ソロモンの悪夢と言われた男を、相手にシミュレーターで戦えば、自信喪失になりそうですね」
「まあ、ガトーだから手加減はしただろけどね」
「ええ、全く相手になりませんでしたけど」
「「え?」」
何時のまにか俺の横にイルマ中尉が座って食事していた。
「どうしました?二人共?驚いた顔して」
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ