第六話
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たいじゃないですか。MSのOSは、動作の切れ目を待つこと無く次の行動に動けますから、入力を待つ必要がなく任意のタイミングで動作をキャンセルできます。また、特定の動作パターンを入力しておく事で、その動作に素早く移れます。また、最初に動作入力しておくと、その動作をしてくれますので、有効に使ってください。よろしいですか?」
「はい。大丈夫です。勉強になりました」
「それは、良かったです。それでは、これよりガトー少佐との模擬戦に移ります」
映像が変わると市街地になっていた。
「模擬戦を、開始します。勝利条件は敵機の撃墜または、戦闘不能にすることです」
「了解です」
「分かった」
「カウント開始。カウント10秒前、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0。戦闘開始」
カリウス少尉の顔が消え、模擬戦が開始された。私は遮蔽物に隠れながら、ガトー少佐の乗るザクを探すレーダーにはまだ何も反応がない。
「さて、何処にいるかしら?」
ゆっくりと周囲を警戒しながら進む。すると、レーダーに反応があった。一気に近ずいてくる。
「沈めーー!」
ガトー少佐のザクから、バズーカの弾が発射される。
「く!回避!」
ブーストジャンプで、飛んで回避する。先ほど居た場所は爆発して吹き飛んだ。
「そこ!」
ジャンプ中にロックオンした、ガトー少佐にマシンガンをお見舞いする。すると、ガトー少佐のはマシンガンの弾幕をものともせずに、回避しながら肉薄してくる。
「もらった!」
「しまった!」
ガトー少佐に懐に入られてしまい、ヒートホークで一刀両断にされてしまった。
「テスレフ機、コックピットに致命的損傷大破。ガトー少佐の勝利です」
「流石ガトー少佐です。手も足もでませんでした」
モニターにガトー少佐が写しだされる。
「いえ、テスレフ中尉は反応速度や判断力はかなり良いパイロットだが、反面格闘戦が苦手なようですな」
「はい。アメリカ軍では、射撃に重点が置かれていましたので。格闘は余りしたことはありません」
「そうですか。なら、格闘戦を重点的に行いましょう。できる事に越したことはないですから」
「はい。よろしくお願いいたします。しかし、このOSは使いやすいですね。このOSを世界に発進すれば、世界中で多くの衛士が助かるのでは?」
此れだけ使い心地の良いOSならば、戦術機のOSなんて玩具以下だ。このOSだけでも衛士の死の8分は、容易に越えられるようになるだろう。まさにOSの革命だ。
「それは、不動大佐次第ですよ。我々は、パイロットとして成すべき事を成すのです。お話は此くらいにして、訓練に移りましょう」
「はい。今度こそ当てさせてもらいます」
こ
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