第五話
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質にとり、私に工作員になるように脅してきた。
私は直ぐに返答はできないと言って待ってもらった。凄く悩んだ。だって家族を人質に取られているし、だけど仲間は裏切りたくない。身も心も、張り裂けそうだったわ。そんな時だった、公園でベンチに座り悩んでいる私に初老の男性が話しかけてきた。その男性からの言葉に驚いたわ。だって行きなり声をかけてきて、私が返事をしたら、「貴女の家族は、国連で保護いたしました。安心してください」と。初めは冗談かと思ったけど、私が悩んでいる事は、誰にも話していなかったから、本当だとわかった。何故助けてもらったと、尋ねたら「貴女が衛士として優秀であり、私の依頼人が貴女達の様な人達を、助けている人だから」と。正直年甲斐も無く泣いてしまったわ。まるで、おとぎ話の白馬の王子様みたいじゃない。本当にあのまさか、あの最年少大佐であり、国連事務総長直轄部隊の隊長で世界最強の衛士として、名高い彼がこんな一人の女の為に動いていたなんて、信じられなかったわ。倒したBETAの数は、一万体を越えているとされ、大陸方面の、ありとあらゆる戦場に参加する生きる伝説。また、顔も良くまだ結婚していないから、沢山の国から求婚がくるも、全部断っている人。 そんな彼が私を助けててくれた。もう、感謝しても仕切れないくらいだったわ。そんなこと考えていたわ。
「不動大佐は貴女を必要としている。もし良ければ彼の元に行かないかね?貴女が望めば直ぐに此方で手を打ちましょう。大丈夫。家族と一緒に移住できますから」
「はい。喜んで行かせてぐたさい」
「分かりました。では、準備して待っていてください。此方から迎えに行ききますので」
そう言って初老の男性は去っていった。私その背中に礼をして見送った。彼から連絡が来たのは二日後だった。
彼の車に乗り車の中で家族と再開した。三人で抱きしめ合った。聞いたらCIAに捕らわれていたら、初老の男性の仲間が交渉して母と妹を助けてだしてくれたの。その後、二人に危害が及ばない安全な場所で匿っていた。暫くの間、家族と話していたら車が止まった。降りると、輸送機のCー5が待機していた。全員で乗り込み、輸送機が飛びった。機内で一夜を過ごした。次の日に基地にたどり着いた。私は家族と別れ、初老の男性に指示された通りに、基地に向かい潜水艦ドックにて待っていた。すると、8時丁度に見たことのない潜水艦が帰港した。私は出迎えの為に身なりを整えて待っていてると、ハッチが開き中から船員が出てきた。
最後に出てきたのが、私たちを助けてくださった、不動大佐だった。此方を見ると、驚いた顔をされた。一番乗りが自分たちじゃないことに驚いたのかしら?これから、挨拶して仲間として頑張らなくちゃ。出来れば女としてもね。
???sideout
悠斗side
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