第四話
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
悠斗side
無事に釜山港を出港できた俺達は艦内にて休息をとった。脱出から3日たちパイロットの休息も十分だと判断した俺は、ラル大尉とドライゼ艦長と共に今後の予定を協議するため、現在誰も居ない食堂にて珈琲を飲みつつ話し合いを始めた。
「さて、会議を初めよう。ドライゼ艦長。説明を頼む」
「畏まりました。現在本艦は、東シナ海を抜け太平洋に浮かぶ秘密基地に向け進路をとっております。到着予定は明日のAM08時00分と予定しています」
「ふむ。かなり遅いのではないのか?」
「ラル大尉。秘密基地に向かう以上秘密基地の存在を他の国、特にアメリカ等に知られては困りますので、このようにゆっくりとしか、動けないのです」
「そうだったな。すまない艦長。私が軽率だった。しかし、厄介ですな」
珈琲を飲みながら、眉間にシワを寄せている。ドライゼ艦長を見て見ると、彼も眉間にシワがよって厳しい表情をしていた。
「何が厄介なんだい?」
「悠斗大佐、アメリカの存在がですよ。かつての地球連邦のようなものですよ」
「確かに、あの国は戦後の世界統一の事が頭にあるせいか、自国こそが正義と信じて止まない国だ。だから国連軽視と言われるのだからな」
事実、オルタネイティヴの世界では、他国の領土に勝手にG弾を投下するは、クーデター軍を裏から操るは、
セコいことと卑怯な事ばかりしていたからな。大国が聞いて呆れる。結局のところ、自国を戦火に巻き込みたくないだけでなく、世界の王になろうとしているし力があるぶん質が悪い。確かに、力で抑えつける考えかたは地球連邦とよく似ている。そのやり方が後々、組織の腐敗を増長させてティターンズを生み、エゥーゴとの戦争に発展していくんだよな。
「まあ、アメリカ等の戦いも覚悟する必要はあるだろう。其よりも、艦長に頼んでいた件の方を教えて欲しい」
「そうでしたね。話が逸れましたね。大佐に指示された件のですが、第4計画は日本主導で行われています」
(よし!ここは、ゲームと変わらなかったな)
「またアメリカは、予備計画を国連に提出し、現在議論がされていますが、恐らくアメリカやアメリカ派の国々の工作で、安保理で採択され、賛成多数で可決されると思います」
(所謂、第5計画か。五次元効果爆弾(G弾)による、BETA殲滅とバーナード星系への移住計画が、セットになっているんだよな。まあ、第4計画が挫折したら発動すんだけど、そんなことさせないからいいけどね。神様から、00ユニットの作り方教えてもらってるし。まあ、白銀武が何周目かにもよるけどね。2週目なら精神が未熟だから、BETAに対するトラウマを克服してもらう必要があるだよな。もし、テンプレならSSなんかに有るような、3週目なんだと楽だから良いんだけどな)
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ